「TVタックル」憲法改正
 今日の「TVタックル」は憲法改正がテーマでした。
 そのうちどなたかが完全版を起こして下さることを期待しつつ、とりあえず私の方からは概要をご紹介しときます。
 (気分によって敬称略(^_^;)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 出演者は三宅久之、田嶋陽子、舛添要一(自民党)、高市早苗(自民党)、福山哲郎(民主党)、穀田恵二(共産党)、保坂展人(社民党)と、いつもの3人。

 今日は席の並びが興味深かった。舛添さんと田嶋が隣同士で番組初のツーショットだったらしいです(^_^;

 冒頭、たけしが「俺は汚い護憲派。憲法は今のままにしておいて、好きなようにいじくれば?それが日本に合ってると思う。いろんな解釈できるし」てなことを。

 穀田さんは胸ポケットから真っ赤な表紙の憲法の本を取り出して、誰かが「共産党だから赤?」とツッコミ。三宅さんは一言、「毛沢東語録みたい」。
 保坂さんは阿川さんに「自民党が圧勝して良かったですね〜」と突っ込まれてました。保坂さんは自民が勝ちすぎて比例の名簿が足りなくなって、社民党におこぼれが回ってきて復活当選した人です。前の前の選挙でも命拾いで当選したんだそう。

 阿川さんが憲法改正にまつわる世論調査をフリップで紹介。
 改正に賛成58%、反対34%。
 ところが9条改正は賛成30%、反対62%。
 この結果について、三宅さんが「戦争になるとか徴兵制度が復活するとかいう宣伝が効いてるからです」。

 ここでVTR。
 自民党の新憲法草案で、9条がどう変わるかの説明。
 前文の中曽根案、「愛国心」「国防の義務」が削除され、柔らく修正された。
 宮沢喜一は「予想したより穏やかなものができた」とご満悦だが、中曽根康弘は怒ってる。「日本の歴史、文化、伝統という国柄や、子孫に伝えるべき考え方が完全に抜けている」と。
 党内からも「保守色が弱い」「自民党らしくない」と不満の声が。

 中曽根案の削除を決めたのは小泉首相らしい。
 渡辺治教授(この人、護憲派ですよね?)は、「前文なんかにおっかないことが書いてあると、公明党や野党が受け付けないから、削除した」と分析。

 自民党草案では、9条1項は維持して、2項を全文削除。自衛軍の保持を明記(バックのイメージ映像は軍靴とヘルメット)。
(草案の内容はこちらで

 民主党の前原、鳩山は改憲に前向き。民主党の憲法提言の中身を見ると、自民党よりも一歩踏み込んだ表現。
 公明党はと言えば、創価学会の原田光治(中央社会協議会議長)が「戦力不保持は維持すべき」と発言、釘を刺されてる。公明は来秋「加憲」という形で発表予定。

 11/3に埼玉で護憲大会。福島瑞穂がいつものように持論を展開してる映像。
 これについて、舛添さんは「護憲派は言葉に反応して言うが、そういう方々を考慮する必要はない。9条改正は今日採決しても3分の2とれる」てな発言。

 VTR終わって、中曽根の前文に関する話からスタート。
 三宅さんは「味も素っ気もない前文だが、自民党単独では憲法改正できないから、もめるものは外した」と解説。
 高市さんも「ベストよりはベターな物を。まずは改正を目指す」てなことを。

 「9条を変えて何をするのか?」と一番先に噛みついてきたのは穀田さん。
 舛添さんは「怖いことを言ってるんじゃなく、自衛隊は戦力として存在している。誰が見ても戦力」と、まず自衛隊を憲法で認めることを強調。

 9条2項の集団的自衛権の話で、誰かが「個別的自衛権と集団的自衛権を分けて議論してるのは日本だけ」と発言。
 保坂さんは「軍隊を持つということを認めたら、子供たちが将来、軍隊に協力したり、志願したり、徴兵されたりということになる」と、社民らしい発言。
 高市さんは負けじと「軍隊を持っているのに、持っていないと世界に言ってる方がおかしい」。

 穀田さんが「自民党草案の9条2項はテロ特措法に書いてあること」と切り出し、興奮口調でゴチャゴチャ説明してたけど、メモ追い付かなかった(T^T)
 穀田さんと三宅さんでこの後、激論になってました。
 三宅さんは、前にもどこかで言ってたけど、「これまで共産党は間違っていたと認めたことがない。共産党は今の憲法に反対した唯一の党じゃないか」とキレ気味。
 舛添さんは「憲法には細かいことは書かない。細かいことは法律で決める」と、こちらも普段から言ってることを説明してました。

 田嶋が「日本はアメリカのポチ」てな話を。
 三宅さんが「今の憲法はアメリカのポチになるための憲法」と切り返したところ、田嶋は「三宅さんはよく、今の憲法はアメリカに押し付けられたものだと言うが、そうじゃない。国会で議論をやった」と、付箋をいっぱい貼った冊子を示してましたが、中身の紹介は特になかったような??
 田嶋は「三宅さんは国民を騙している」とまで言い出す始末。三宅さんも「あなたの方が人心を惑わしている」と反論してました。

 ここで大竹まことが、「9条が変わると、国民はどう変わるの?」と素朴な疑問を。
 これに対して、田嶋が面白いこと言ってくれました。
 「私のイマジネーションだと、いまアメリカ人がイラクでやってることを、今度は日本人がイラク人を撃つようになります
 ( ゚Д゚) ハァ?
 舛添さん(たぶん)が「妄想だよ」とツッコミ。
 大竹も「田嶋さんの幻想はわかりました(笑)」。
 舛添さんは「今の憲法と現実とでは違ってきてるでしょ」と言うんだけども、田嶋は「理想を書くのが憲法でしょ」と。

 さらに他の条文についても疑問を提起する田嶋。「24条の男女平等のところ、本質的平等って書いてあるけど、これ、何だよ!」と。
 ところが、舛添さんに「これ、現行憲法のままだよ。何も変えてないよ。変えてないので(高市さんらに)怒られてるのに……」と言われ、田嶋は一瞬ぼーっとなってました。
 自民党草案を叩くつもりが、自分が信奉する現行憲法を批判してしまい、墓穴掘った田嶋。一同失笑。

 その後、大竹が「野党も今の憲法が現状に合わないのわかってるんでしょ?自分たちも憲法作って対案出したら?でないと拡大解釈で広がってっちゃいますよ」と、珍しく(?)まともなことを。
 穀田さんは「共産党は自衛隊は違憲という考えです」と断言。
 そこで阿川さんが「社民党は自衛隊を認めてるんですか?」と保坂さんに訊いたんだけども、彼はそれをスルーして他の話を続けてる。阿川さんが「もしもーし」としつこく呼びかけるんだけど、それでも無視。何じゃこの人は。
 保坂さんの代わりに誰かが「社民は村山政権の時に自衛隊は合憲だと認めてる」と説明してくれてました。

 再度VTR。
 92年のPKO法案成立の時の話。社民・共産の牛歩戦術。この時の自民党幹事長は綿貫さん。野党の牛歩戦術を批判。
 屋山太郎さん「審議拒否とかは国会対策でやってるので、国防問題として真剣にやったか疑問」
 渡辺治教授「当時は憲法改正論議ができなかった。3分の2は無理だった。国民投票でも無理」

 この頃は憲法の議論をすること自体がタブーだった。
 当時外務大臣に就任した柿沢氏が、「あるテレビ番組で集団的自衛権は憲法上認められないが、国民的議論をしていくべき」と発言。
 その頃は野党だった自民党がこの発言を巡って柿沢氏を攻撃。中川秀直氏が国会で柿沢氏に質問。結局、柿沢氏は発言撤回に追い込まれた(だめじゃん自民党(T^T))。

 屋山さん「憲法について発言すると、クビが飛ぶ時代。審議できない」
 渡辺教授「1960年以降、自民党が総選挙で憲法改正を公約にしたことはない。2003年、小泉首相が閉ざされた道を開いた」
 2003年、国会で小泉首相は「憲法改正について論議できないのは不自然だと思う」(←メモちょっとあやふや)と発言。質問者の田英夫(社民党)に「私はこれまで憲法改正についてここまではっきり言った人を見たことはありません」と言わしめた。

 VTRが終わって、また穀田さんが噛みついてました。
 「自民党は知的堕落を絵に描いたような人たち。政権取ってたのに(憲法改正について)何もしなかった」と責任転嫁!?
 これには舛添さん、高市さんは呆れ顔というか、一瞬思考ストップしちゃってました。
 「知的堕落」だなんて、共産党に言われたくないですよね(^_^;

 民主党も民主党で、高市さんに「民主党の提言の中に、衆参各3分の2以上賛成があれば、国民投票いらないと書いてある」と突っ込まれ、福山さんが「違いますよ」と慌ててました。
 高市さん、「そんないい加減なもの出すんじゃないわよ」。ちょっと怖かった(^_^;

 さらにVTR。
 自民党を生んだ男・三木武吉氏の話。
 保守合同(自民党結成)は三木武吉の悲願だった。
 この人の詳細はこちらを

 当時、党則を作成した委員だった松野頼三氏曰く、「自民党の党則の第一は憲法改正、自主憲法制定。このために保守合同したのに、50年間何をしてたのか。改憲を忘れた党員は自民党員じゃないと言いたい。党則を全部読んでごらん」。

 VTR終わって、田嶋が再び“イマジネーション”全開。
 「9条を変えたら、よけいに日本はアメリカといっしょになって(戦争を)やる。このままで国は守れるって。小泉さんが靖国に行ったりして中国や韓国を挑発してるが、国民に中国が攻めてくると不安を駆り立てるためにやってる。国民を無意識のうちに操って9条改正しようとしてる
 ……だめだこりゃ(T^T)

 三宅さんの「抽象的なことで国が守れますか。平和な生活してる日本から人を拉致する国がある」という反論に対し、田嶋がまた言っちゃいました。
 「そんなこと言うんだったら、彼らも言うよ。昔、日本人はいろんな国の人を拉致していた」。
 ……はいはい(^_^;
 三宅さんが「それはどこの国ですか?!」と詰め寄ったところ、田嶋は「北朝鮮、韓国」。三宅さん、すかさず、「当時は日本人だよ、彼らは!日韓基本条約で終わってる」。

 その後、三木武吉の話に戻って。
 三宅さん曰く、「三木さんも若い頃は女にだらしなかったりいろいろあったが、人生の幕引きで、これではいかんと思って、宿敵の大野伴睦を口説いて保守合同をやった。時代が経つと、平和ボケしたのが出てきて、訳知り顔に『平和、平和』と言ったら平和が保てると思ってる」。
 この時、三宅さん、「いや、あなた方(穀田さん&保坂さん)のことじゃないですよ」とフォローしてましたが、視聴者の大半は「いや、こいつらのことだ」と思ったでしょう(^_^;

 ここでまた田嶋が噛みついてきました。
 三宅さん「(9条改正しないと)国が滅びるよ」
 田嶋「滅んでないじゃん〜
 三宅さん「これから滅びるんだよ」
 田嶋「そんなことないよ。もっとよくなるよ

 何てお気楽な。この人は日本を取り巻く状況を把握してるんでしょうか?
 軍事費を増大させアジアの覇権を狙う中国。核廃棄をあきらめそうにない北朝鮮。こういう国々がすぐ隣りにいるんですけど?
 あ、そうか。田嶋にとっては、日本が宗主国・中国に取り込まれた方が嬉しいんでしょうな。そういう意味での「(9条改正しない方が日本は)もっとよくなる」だと。なるほど、そう考えたらつじつまが合いますわ。

 最後の方で、これまで存在感のなかった福山哲郎さんが「拉致問題があって、みんな何とかしないといけないと、この5年ほどで思い始めた」と。
 ところが田嶋がまた信じられないことを言う。
 「拉致だけでしょ?そこ解決したら問題ないでしょ。(拉致問題は)やり方が悪いんだよ。国会議員がもっとしっかりしろ」
 ……国会議員を途中で投げ出した人が言うべきセリフじゃないですな(^_^;

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以上、こんな感じでした。

 実はこの日曜に放送された「たかじんのそこまで言って委員会」でも憲法改正が取り上げられたんです。
 が、この時は田嶋など護憲派の出演者がいませんでした。最初から9条を変えるという前提で「じゃあどう変えるか?」という感じで話がわりとサクサク進んでたんです。
 逆に言えば、見せ物的にはおもしろくなかったってことになるんですけどね(^_^;

 護憲派の「9条を守りたい」という理由はもはや時代錯誤というか、幻想主義というか、国民のニーズに合ってないのは確かですからなあ。
 今回、田嶋のお陰で(?)「護憲派だめじゃん」てな印象がさらに視聴者に植えつけられたんじゃないかという気が(^_^;

 そういや今日は日韓外相会談がありましたね。
 麻生さんが外相になってから初めてということもあってか、向こうもあまり激しいことは言ってこなかったみたいですね。
 あと、APECで日中外相会談をやるかどうかについてですが、中国側は「困難」と。麻生さんを牽制してるようです。

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Posted by くっくり 01:51 | TV番組内容紹介 | comments (19) | trackback (5)
「ムーブ!」勝谷誠彦・中国レポート
 朝日放送「ムーブ!」で、勝谷誠彦さんの中国レポートをやってました。
 内容をざっとご紹介。例によって起こし漏れ多数、すみません<(_ _)>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

加藤明子(女子アナ)
「普段から中国に対して過激発言を繰り返している勝谷さんが、何と中国に招待されたということなんです(スタジオ笑い)。いったいどうした風の吹き回しでしょうか?(スタジオ爆笑)」

<VTR>
吠えるコラムニスト・勝谷誠彦。

勝谷(過去放送分の発言)
「中国には自由な報道、自由な行動はないんです。あそこは独裁国家ですから」

過激な発言でおなじみの勝谷。
そんなに日本が悪いのか?勝谷誠彦の中国リポート「日本クイズ大会」

<スタジオ>
堀江政生(司会)
「どういった経緯で中国へ?」
勝谷
「中国における日本の知識をどんどん増やしてもらおうということで日本財団…モーターボートの、ここの助成によって日本科学協会が過去に何十万冊も中国に本を寄付してるんですが、今回その寄贈式と、日本語を学ぶ中国人学生による日本に関するクイズ大会が行われました」
堀江
「勝谷さんを呼んでおけば、中国に対するコメントが柔らかくなるってことなんでしょうか?(笑)」
勝谷
「僕は笹川陽平会長にくっついて、ハルピンと南京とに行きました。今日はハルピンの方のレポートです」

<VTR>
ハルピンの街を歩く勝谷。中央大街。昔ロシアが支配していて名残の建物が残ってる。
その後、満州帝国が実効支配したが。現在もロシアとの貿易が盛んでロシア人もよく歩いている。

黒龍江大学でクイズ大会。黒龍江省の6つの大学の代表が出場。けっこう大きなホールにたくさんの観客。勝谷は観客席でそれを見てる。

問題:建国記念の日はいつでしょう?
正解:2月11日

問題:それぞれ県庁所在地を答えなさい
正解:神奈川県=横浜市
愛知県=名古屋市
兵庫県=神戸市
沖縄県=那覇市

勝谷
「日本の学生にきいてみろと言いたい。負けると思う(笑)」

難問もある。
問題:坪内逍遙(つぼうちしょうよう)の作品はどれ?
 A 小説神髄
 B 舞姫
 C 小説総論
 D 布団
正解:A

その他にも、
「戦後経済における3つの改革とは?」
「最高裁判官は何人?」
「相撲の土俵の直径は?」
などの難問が。

勝谷
「何でそんなの知ってるの?!(笑)」

休憩時間は「北国の春」のサックス演奏。浴衣での日本風舞踊。
その後も難問を次々クリアして、ハルピン医科大学チームが優勝。
笹川陽平が表彰式に登場。「日本国へ8日間招待します」。

大会終了後、会場の外で勝谷が優勝チームにインタビュー。

勝谷
「自信はありましたか?」
男子学生
「なかった。運の力がありました」
勝谷
「普段どうやって勉強を?」
男子学生
「日本の中学校の教科書を見て勉強しました」
勝谷
「優勝して日本に行けますが、日本で何したいですか?」
女子学生
「ディズニーランドに行きたい(笑)」
勝谷
「大阪にも来て下さい。東京と大阪、両方知らないと日本を知ったことにならないので」

<スタジオ>
勝谷
「おそらく日本の大学選抜チーム連れてっても勝てない」
二宮清純
「土俵の直径なんか聞かれても……」
宮崎哲弥
「逆に日本の学生が中国のことを答えられるか?といったら答えられない」
勝谷
「出場者だけでなく会場もみんなわかってる。出場者と同じレベル」
堀江
「日本への関心高いですね」

<VTR>
クイズ大会の前夜。
ハルピン市の共産党トップと会談する笹川陽平会長。
「やはり日中間を語る上では2000年の歴史を見ないといけない。共産党の要人に、『歴史を鑑として』という言葉の前に『2000年の』という言葉をつけるよう注文しました。私は民間人なので、私の性格からはっきりものを言います」

勝谷(会談が行われてる場所の隅の方で)
「笹川さんの発言はずいぶん踏み込んでます。笹川さんを外務大臣にしたい。日本の外務大臣はこんなこと言わない」

会談場所に勝谷の席も用意されており、そこに名札が置かれてるのだが、勝谷は一番末席で、しかも名前も間違えて書かれてある(笑)

朝、ハルピン市民が体操をしてる。その中でスーツ姿の勝谷も体操。浮きまくり。
朝市。せんべい?を食べる勝谷。
新聞を買う。小泉新内閣に関する記事。めちゃくちゃなことが書かれてある。

勝谷
『日本は太平洋を封鎖しようとしてる』。新内閣は『戦闘内閣』だって。『台湾独立支持である』と」

朝市に来てる中国人ら(年配)に囲まれてる勝谷。

年配男性
「靖国神社に彼(小泉)も行って参拝した。私は大反対だ!反対するのは中国を侵略するからだ!」
勝谷
「親戚とかお父さんとかで日本軍と関係がある人います?」
年配男性
「私たちみんな被害者ですよ。日本はアメリカの後ろ盾に頼ってアジアで覇権を取ろうとしている!
勝谷
「(通訳からそれ聞かされ大きな独り言)覇権なんか持つわけないだろ!お前らが核持ってるのに!(気を取り直して男性に対して)あなた方は核を持ってるけど私たちは持ってないんだよ」
年配男性
中国は日本ぐらいになら核を使わなくても勝てる。日本の小泉は完全にアメリカの犬だ」
勝谷
「それは正しい(笑)。もうすぐアメリカ追い出すからよろしく〜(笑)」
年配男性
日本の国民はいい人です
勝谷
「あ〜やっぱりね。上が悪くて国民はいいと」
年配男性
「日本に帰ったら私の発言をみんなに伝えて小泉さんに交渉して下さい」

一方、クイズ大会に優勝した3人の学生らは……

勝谷
「特に去年から今年にかけて中国との関係悪くなりましたよね。上海のデモとかあったけど、あれはどう思いますか?日本のテレビは何言ってもいいですから(笑)。デモする人の気持ちわかる?」
女子学生
「直接的な原因は靖国神社の問題です」
勝谷
「靖国神社に行かなきゃいいの?それだけのことなの?」
女子学生
「そうじゃない。シンボル」
勝谷
「仮に靖国問題が解決したと。新しい問題がまた出てくるのでは?」
男子学生
靖国に参拝しなくても、他の問題が起こるかもしれません。参拝は表面的問題。深く隠れているのは歴史の問題。日本は(過去の戦争について)後悔の気持ちを持っていない」
勝谷
「こっちは謝っても『心から謝ってないでしょ?』と言われてもわからない。どうすれば許してくれる?」
女子学生
中国について知ってほしいです。日本の中国に対するイメージは文化大革命とか昔のまま
勝谷
「『どうして日本語の勉強をするの?』と周りに言われる?」
男子学生
「言われました。お互いに深く知って、交流を深めたい。コミュニケーションをいっそう深めて……」
女子学生
「日本の方に『中国にこういうものありますか?』と聞かれる。いい気がしない。『飛行機に乗ったことある?』と聞かれた。中国人に言われても何もないが、日本人に言われたら軽蔑されているのかと感じる。日本は発達した国だから中国を見下している感じがある
勝谷
「全然そういうことはないんだけども(笑)」

<スタジオ>
勝谷
「私たちが思わず言ったことが彼女たちを傷つけてる。……話せばわかるんだけども」
宮崎
「勝谷さん、笹川会長を外務大臣にすべきだと言ってたが、実は官邸は……(聞き漏らし)」
勝谷
「南京でも同じイベントやったんですが、南京では笹川さんはもっと踏み込んだ発言をしました。『天安門事件の後、日本が中国を援助して孤立を防いだのだ。日本のように無償で助ける国はない』と」
宮崎
「小泉さんは笹川さんを信頼しているという話もある」
堀江
「デモの時、愛国無罪というのがあったが、江沢民時代の『愛国心教育』の結果。第四世代の胡錦濤さんは『日本との関係悪化は中国の国益にはならない』と言ってる」
勝谷
「日中関係はよくなっていると思う」
宮崎
「反日教育とか抗日博物館とか、あれはかなり減ってきてる。胡錦濤色がかなり強くなってる」
勝谷
「でも、中国でネットでチベットのこととかアクセスしようとしたらつながらない。自分あてにメールを送ろうとしたら拒否されました(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんな感じでした。
 勝谷さん(・∀・)イイ!!……??あるいは(・A・)イクナイ……??
 判断は皆さんにお任せします(^_^;

 女子学生の「日本は中国を見下している」発言を聞いて、中国こそ太古の昔から日本を見下してきたくせに(←中華思想)……と思ってしまったのは私だけでしょうか?
 この女子学生が『昔の』文化大革命の話を出した時、勝谷さんにはぜひ『現在進行形の』チベットに言及してほしかったんですけどね〜。残念です。

 あと、男子も女子も「中国を知ってほしい」「お互いによく知って」と言ってましたが、中国人が日本を知ればそれは良いイメージに変わることが多いんでしょうけど、日本人が中国を知っても……、正直、知れば知るほどイメージ悪くなるような気が(T^T)

 中国の学生諸君に言いたいのは、「日本を知る前にまずは自分の国について知って下さい」ってことですわ。
 もっとも情報統制されてるから、知るにも限界があるんでしょうが。

 逆に日本に来た方が自国のことがよく見えるんじゃないですかね。
 前に「たかじんのそこまで言って委員会」で中国人留学生がたくさんスタジオに来た回があったんですが、その中の一人が「日本に来てから中国のことが初めてわかった」と言ってましたから。
 優勝チーム諸君、ディズニーランドで遊ぶのもいいけど、せっかくのチャンスだから自国の近代史について調べてみたらどうでしょうか?

 日本が寄贈してる図書というのは、やっぱ中国側が検閲してるんですかね。「この本は中国共産党の悪口が書かれてあるからいりません」とか言われて突き返されちゃったり?
 検閲逃れてこっそり向こうに行ってたらいいんだけど……ありえないか(T^T)

参考リンク:
勝谷誠彦の××な日々より
 2005/11/04 (金) 夜明け前の松花江を見つつこれを書く日が来るとは。
 2005/11/05 (土) 日中の争いは学生クイズで解決すれば…完敗だなあ。
 2005/11/06 (日) ここからは書けぬ仰天の事実多数。帰国を刮目せよ。

日本財団会長 笹川陽平ブログより
 南京大学へ [2005年11月05日(土)] ←南京大会のクイズ内容
 南京大学でのショート・スピーチ [2005年11月09日(水)] ←笹川会長が神発言連発

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以下、おまけ。
 同じく「ムーブ!」で、新型インフルエンザのニュースに絡んで「タミフルの副作用」の特集をやってたんです。
 そのVTRに妙な専門家が登場しましてね。名前失念しちゃったんだけど、バンダナ巻いた60才ぐらいの男性で、何かうさんくさいなーと思って見てたら、こんなこと言い出した。
 「タミフルは危ない。インフルエンザはほっといたら治る、家で寝てたら治る」
 ( ゚Д゚) ハァ?

 VTRが終わる前から、スタジオの宮崎さん、勝谷さんが「ほっといたらダメだよ!」「何言うてんねん!」とブーイング。
 VTR終わっても紛糾止まず、司会の堀江はタジタジ。
 その後とってつけたように「タミフルはそんなに心配することはないという意見もあります」と、別の専門家(医者)の意見をVTRで紹介してました。
 あの専門家は何者だったんだろう?風邪じゃないんだから、ほっといたら治るってもんじゃないでしょうに。

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Posted by くっくり 00:10 | TV番組内容紹介 | comments (10) | trackback (0)