朝日新聞は「信頼できる」?「記事が正確」?
 どんなに忙しい日でも必ず目を通すのが産経抄。今日(12/26付)も秀逸です。

 そう気を落としなさんなよ、と肩をたたいてあげたくなった。サイエンス誌に掲載された黄禹錫・ソウル大学教授によるES細胞論文の捏造(ねつぞう)が判明した後の、韓国メディアおよび国民の失意と自嘲(じちょう)ぶりに、である。

 ▼以前にも小欄で触れたが、彗星(すいせい)のごとく現れた生命工学の英雄は、韓国でノーベル賞に最も近い存在とされ、政府、財界、国民が一丸となって応援してきた。研究姿勢に異論を挟む者は売国奴と罵倒(ばとう)され、まるでサッカーのサポーターのような熱狂ぶりだった。

 ▼韓国政府が黄教授に支援した研究費は今年度だけで三十五億円、国民からは研究用の卵子提供の申し出が相次ぎ、ソウル大が生命工学のハブとして世界の先端医療をリードする日を誰もが疑わなかった。その有頂天が一気に奈落のどん底である。

 ▼いつもながら極端から極端に走る国民性であるが、教授を捏造に走らせたのが「民族主義と大衆の過度の期待」と海外メディアからも指摘されれば、さすがに癇癪(かんしゃく)を起こすわけにもいくまい。だが韓国の科学研究がこれで終わり、と絶望する必要はない。

 ▼天才は99%の汗、輝かしい成果は地道な基礎研究の上にある。無名の科学者がこつこつと研究を続けられるよう、健全で冷静で多様な論議が許される公平な環境をつくる決意があれば、挽回(ばんかい)のチャンスはいつかくる。この点は五十年以内にノーベル賞三十個という目標を掲げ、いまもこの賞には特別に熱くなりがちな日本も留意したいところだ。

 ▼成果主義には落とし穴もあるということでもある。こんどのことが外から見れば過剰な愛国主義感情を冷まし、ノーベル賞コンプレックスを軽減することになれば、とりもなおさず成熟した社会への一歩ともなるのではないか。

 皮肉なのか愛情なのか、ちょっと判断つきかねる(^_^;
 書いたのが黒田勝弘さんだったら「愛情」と即答できるんですが、黒田さんは産経抄は書かないですよね?

 産経抄は昭和44年から去年12月まで論説委員の石井英夫さんが担当されてました。今の担当がどなたなのかは知りませんが、複数おられて、中には女性も含まれているそうです。
 担当が代わった時は「産経抄の質が落ちるのでは?」てな心配もあちこちでされたようです。が、私に言わせれば、後任の皆さんはけっこう頑張っておられるんじゃないかと。石井さんが書いたんじゃないの?と見紛うほどの切れ味鋭い文章も時々あるし。

 最近では11月11日付でこういうのがありました。もろ直球でめちゃウケた(≧∇≦)
 逆に12月24日付の文章などを見ますと、女性っぽいな〜と思ったりもするし。いや、私が勝手にそう感じただけなんですけどね。
 (ちなみにES細胞論文捏造は12月19日付でも取り上げられたけど、今日の筆者とは別の人っぽいですね)

 文章で性別を判断するのって、実は難しいんですよね。
 かく言う私も、昔はよく男性と間違えられました(^_^;
 「である」調の文章がまずいのかなと思って、3年ほど前から現在の「ですます」調に変えたところ、男性と間違えられることはほとんどなくなりました。いや、ほんとに。

 話変わって、朝日新聞の今日の社説はこんなんでしたね。
朝日社説:均等法改正 男女差別のない職場に

 ……男女差別バリバリの朝日新聞に言われましても(T^T)
 2〜3年前になりますが、かつて就職試験で朝日新聞社を受けたという女性からメールをいただいたことがあります。面接での質問はセクハラ、もう男尊女卑バリバリで、「誰が行くか」と思ったそう。
 データで見る朝日新聞というページの社員数の男女比率を見ましても、「男5,575、女700」と圧倒的に女性は少ないですしね。まあ新聞社はどこもこんなもんかもしれませんが。

 ところで、このデータで見る朝日新聞に載ってる「全国紙5紙の印象」ですが、現在載ってるのは「2004年調査」になってますね。
 早く最新データに変えてほしいですわ。そうすれば朝日の数値は確実に減るでしょうから(特に太字で強調した箇所)。

信頼できる
 朝日新聞 22.9%
 毎日新聞 13.3%
 読売新聞 19.4%
 産経新聞 7.8%
 日本経済新聞 17.1%


社会的な評価が高い
 朝日新聞 19.6%
 毎日新聞 7.1%
 読売新聞 10.8%
 産経新聞 3.7%
 日本経済新聞 13.6%

日本を代表する新聞である
 朝日新聞 21.9%
 毎日新聞 9.9%
 読売新聞 16.9%
 産経新聞 3.0%
 日本経済新聞 9.1%

社会的な影響力がある
 朝日新聞 25.0%
 毎日新聞 10.0%
 読売新聞 16.7%
 産経新聞 6.0%
 日本経済新聞 16.4%

社会問題に積極的に取り組んでいる
 朝日新聞 14.8%
 毎日新聞 6.7%
 読売新聞 8.6%
 産経新聞 3.7%
 日本経済新聞 3.9%

記事が正確
 朝日新聞 15.7%
 毎日新聞 8.8%
 読売新聞 12.0%
 産経新聞 5.1%
 日本経済新聞 12.4%

 これの最新版(2005年新聞読者基本調査)がどこかにないかな〜?とネットで探してみたところ、朝日広告社のHPの中にそれらしきものを見つけました。
 でも設問の数が少ない……。

社会的な影響力がある
 朝日新聞 42.0%
 A紙 16.6%
 B紙 31.9%
 C紙 11.3%
 D紙 31.6%

社会的な評価が高い
 朝日新聞 27.7%
 A紙 8.8%
 B紙 19.5%
 C紙 6.2%
 D紙 25.9%

社会問題に積極的に取り組んでいる
 朝日新聞 21.5%
 A紙 10.2%
 B紙 15.9%
 C紙 6.9%
 D紙 8.4%

日本を代表する新聞である
 朝日新聞 35.6%
 A紙 13.7%
 B紙 29.2%
 C紙 4.6%
 D紙 19.5%

 そう、2004年調査には存在した「信頼できる」「記事が正確」という設問が、2005年調査ではすっぽり抜けてるんです。
 朝日新聞が1位から陥落した、あるいは数字がぐっと落ちたから、あえて載せてなかったとか?(^_^;

 ちょっと画像の文字が小さくて読みづらいんですが、2005年調査の調査期間は2004年10月24日〜30日となっています。
 思い起こせば、その後、朝日新聞ではさまざまな不祥事が発生しましたね。
 1月のNHK番組改変捏造報道に始まって、春には武富士から不透明なカネ5,000万円をもらっていた件が発覚、衆院選の時には長野県知事インタビュー捏造事件、またNHK番組改変捏造を巡って「月刊現代」に取材やりとり(社内資料)が流出した事件もありました。そうそう、10月には小泉首相靖国参拝を巡って社内乱闘事件もありましたっけ。

 これだけいろいろあったんですから、この秋すでに行われたであろう「2006年新聞読者基本調査」では、さらに朝日の評価は落ちていることでしょう。結果を見てみたいな〜(^_^;

 唐突ですが……
 クリスマスは終わりましたが、2ちゃんねるで朝日新聞絡みの替え歌を見つけたのでご紹介。

1 名前:文責・名無しさん メェル:sage 投稿日:2005/12/25(日) 22:20:00 ID:dD3TWsHv
真っ赤な思想のアサピーさんは
いつもみんなの笑い者
でも、その年のクリスマスの日
中国共産党が言いました
東アジアの支配には
お前の思想が役に立つのさ
いつも泣いてたアサピーさんは
今宵こそはと喜びました♪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ./⌒>○
         /,,,,,,,,,,,,|
         (,,,,,,,,,,,,,,,)
         (@∀@-) 〜♪
       _φ 朝⊂)
     /旦/三/ /|
     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
     | 朝曰新聞 |/

 中共大好き朝日ですが、実は今日は琉球新報の社説がすごいんです。朝日も負けてられへんぞ!

琉球新報社説:外交世論調査・深めたい東アジアのきずな
 日本人の意識から「東アジアの一員」という根幹が失われつつあるのだろうか。内閣府が先ごろ実施した「外交に関する世論調査」によれば、中国に「親しみを感じる」と答えた人は過去最低の32・4%にとどまり、韓国に対する親近感も51・1%と半数がやっと。残念に思うと同時に、深刻な事態と言わざるを得ない。
 隣国と仲良くできなければ、世界の国々ときずなを深めることなどかなうまい。親近感を持てなくなった理由は何か。自らの言動を省みず、相手国のせいにしてはいないか。一人一人がいま一度、考えてみる必要がある。
 対中、対韓関係とも、小泉純一郎首相の靖国神社参拝で冷却している。そのことが影響していることは確かだろう。中国に対しては今春の過激な反日デモも「嫌気が差す」一因とされている。それは親近感が、この1年で5・2ポイントも減ったことからもうかがえる。
 韓国に対しては、韓国ドラマの日本での放映に端を発した「韓流ブーム」で好感情とされていただけに、4年ぶりの低下は残念だ。竹島(韓国名・独島)の領有権問題などで溝ができたことが痛かった。文化交流で縮まった日韓の距離を、政治がぶち壊し「近くて遠い国」に戻した印象だ。
 中国に対してもしかり。日本のミュージシャンが上海公演で歓声を浴びたり、ハリウッドで製作された日中スター共演映画がヒットしたりと文化交流は盛んだ。日本企業との提携など経済交流も活発で、必ずしも反日一色ではない。ところが首脳や高官レベルになると、ぎくしゃくした関係が続いている。民間交流に、政治が水を差す構図である。へたな外交が両国民の意識にも暗い影を落としているとしたら見過ごせない。
 古来、日本は中国や朝鮮半島と仲良くしてきたはずだ。20世紀になって大きな過ちを犯したが、心から謝罪し、正しい歴史認識に立てば、以前のように親交を深めることは可能だと信じたい。
 米国に対しては、4人に3人が親しみを感じている。衆院選圧勝の小泉政権がブッシュ政権を頼みとしていることも背景にあろう。しかし、アジアの国々との関係が悪化したままでは、国際社会の一員として胸を張れまい。
 中韓両国にも問題はある。日本への不満を、日系人店舗への無差別襲撃などで爆発させる行為は許されない。あくまでも対話で、溝を埋めていく粘り強い努力が求められている。
 いずれにしても、非難の応酬では関係改善につながらない。まずは日本側から、東アジアの一員としての自覚と誇り、親近感を示したい。そこから信頼が生まれ、共同体としてのきずなも深まる。
(12/26 9:35)

 「心から謝罪し、正しい歴史認識に立てば、以前のように親交を深めることは可能」……あああ、めまいが……(T^T)

 沖縄と言えば、最近こういう世論調査結果が発表されましたよね。
 「沖縄独立を」25% 4割「沖縄人」と認識

 またこの夏には、「民主党沖縄ビジョン」なるものがネット上で物議を醸しました。
 特に問題にされたのは↓このあたりの記述。

・沖縄に「一国二制度」を取り入れ、「東アジア」の拠点の一つにする
・アジアからの外国人を含む国際型観光地及び長期滞在中心の観光地への転換(3千万人ステイ構想)
・東アジアの主たる活動地域とする国際機関を沖縄に誘致して、沖縄を東アジア地域に貢献する拠点とする
・地域通貨の発行
・本土との間に時差を設定
・中国語などの学習を含め、沖縄の「マルチバイリンガル化」を促進。

 本土の人間としては「まさか沖縄県民もそこまでは……」と思ってたんですが、このような地元紙の社説や世論調査結果など見てますと、それは甘い了見だったんでしょうか?
 実際のところ、「民主党沖縄ビジョン、ちょっといいかも♪」とか思ってる県民の方、意外といたりするんでしょうか?

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Posted by くっくり 01:26 | マスコミ | comments (21) | trackback (2)