細切れぼやき〈1/9〉昨日の追記あり
■皇室典範改正案について昨日付エントリーの続報

 昨日付エントリーより引用:
 もうすぐ通常国会が始まります。
 自民党は、皇室典範改正案の採決の際、党議拘束をかけずに自主投票とする方針を固めたようです(1/7付東京新聞による)。
 これはチャンスです。私たちは今こそ、ボーダーラインにいそうな自民党議員に対して、採決に反対するようメール等で訴えるべきだと思います。

 コメント欄で教えていただいたんですが、1/8付北海道新聞に↓このような記事が。

女系天皇、結論先送り 政府検討、5−10年猶予設定 皇室典範改正案
 政府・自民党は七日、二十日召集予定の通常国会に提出する皇室典範改正案に関し、女系天皇に対する世論の動向や皇室の男子誕生の可能性を慎重に見極めるため、改正案の成立時は女性天皇を容認するだけにとどめ、母方だけが天皇の血筋を引く「女系天皇」の誕生まで五−十年程度の期間を設ける「暫定措置」の検討に入った。改正案の国会提出は三月以降の予定で、暫定措置を改正案に当初から盛りこむかどうかも含め、今後、議論を呼びそうだ。

 小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」は昨年十一月末、皇位継承資格を男女を問わず天皇直系の第一子優先とする報告書をまとめた。皇太子殿下に次ぐ皇位継承者として長女の愛子さまを念頭に置き、将来愛子さまの子どもが即位する場合など、史上初の女系天皇誕生への道も開かれる。

 世論調査でも、女性、女系天皇ともに七割超が容認しているが、首相官邸内などから《1》女性天皇と女系天皇が混同され、違いが十分に認知されないまま世論調査が行われている《2》史上初の女系天皇誕生はこれまで男系男子で継承してきた皇室の存在を揺るがすきっかけになる−との強い懸念の声が浮上。自民党内では改正案採決に当たり党内を締め付けたり分裂したりするのは好ましくないとして、党議拘束をかけず自主投票にする意見も出ている。

 こうした状況から、政府は「有識者会議の報告書をそのまま改正案化すると国会答弁が乗り切れない可能性がある」(官邸筋)と判断、女系天皇誕生まで暫定期間を設置する形で事実上の先送りを模索し始めた。

 政府関係者によると、「首相も女性天皇は念頭にあったものの、女系容認まで想定していなかった」という。首相は有識者会議の報告書について「大変意義深い」と述べながら、女系天皇に関しては「(反対論との)調整は国会で議論する」として直接的な評価は避けている。

 政府の「皇室典範改正準備室」が有識者会議の報告をもとに検討している皇室典範改正案は、《1》皇位継承資格を「男系男子」から「女子」やその子どもの「女系」の皇族にも拡大《2》皇位継承順位は男女を問わず天皇の長子(第一子)を優先《3》女子は皇族以外の男性と結婚した場合も皇族の身分にとどまる。夫や子どもも皇族の身分を持つ《4》配偶者として新たに皇族となる男性の名称を定める−などを柱としている。

 女系天皇、結論先送り。もしこれが本当なら歓迎すべきことですね。
 「女系天皇」容認に5〜10年猶予を設けるのであれば、「女性天皇」も待てばいいのに、という気もしますが。

 昨日は東京新聞、今日は北海道新聞。大手紙では報道されてないようです。それがちょっと気になる。でも東京新聞が昨日伝えた「党議拘束」の件は、今日の北海道新聞も触れてますね。

 驚いたのは「首相も女性天皇は念頭にあったものの、女系容認まで想定していなかった」というくだりです。これは「首相は有識者会議が女系まで認めるとは思っていなかった」という意味なんでしょうか?
 そして「女系天皇に関しては『(反対論との)調整は国会で議論する』として直接的な評価は避けている」ってことは、首相は女系容認にGOサインを出したわけではない、つまり、今後の展開によっては男系維持の可能性も出てきたってことなんでしょうか?

 通常国会前ってことで、様々な情報が錯綜している時期なのかもしれません。この件については、今後もこまめにニュースチェックしていこうと思います。


昨日付エントリー「朝日と産経の“交換日記”再び?!」の追記

 昨日はネットソースがなくて2ちゃんねるからテキストをコピペという状態でしたが、じゅりあさん@音静庵から、問題の1/7付朝日夕刊「窓」画像をUPして下さったというコメントをいただきました。こちらからどうぞ。

 そしてこれはトラバいただいたabusanさん@Absenteの酔いどれblog経由(元ネタはmumurブログさんのコメント欄)で知った情報ですが、新聞協会所属の新聞社は108あるそうです。

 こちら参照。
 http://society3.2ch.net/test/read.cgi/giin/1136293957/64
 http://www.pressnet.or.jp/info/katudo/katudo.htm

 1/7付朝日夕刊「窓」(執筆:恵村順一郎氏)からプレイバック。
昨年10月の小泉首相の靖国神社参拝について、新聞協会報によると、全国48の新聞が社説を掲げた。その論調は参拝に反対する主張が圧倒的だった。
 つまり、新聞協会所属の108の新聞のうち48紙が社説で靖国参拝を取り上げたということですね。で、残り60紙は取り上げてないと。
 分母を伝えず分子だけを伝えて実像をぼやかせる、朝日新聞の十八番「印象操作」だったようです。

 そしてここがポイントなんですが、取り上げた48紙全てが「参拝に反対する主張をした」とは書かれていない。48紙のうち「参拝に反対する主張が圧倒的だった」と書かれてあるのみ。“圧倒的”って、一体どの程度の数字なんでしょうね?30?40?
 これはもう書いた恵村順一郎氏に聞いてみないとわかりませんね。どの程度を“圧倒的”と感じるかは、その人によって違ってくると思いますから。


安倍官房長官、中国などが反発強める小泉首相の靖国参拝「批判は誤解に基づくもの」 フジテレビの「報道2001」で
安倍官房長官は、フジテレビの「報道2001」に出演し、中国などが反発を強めている小泉首相の靖国神社参拝について、「批判は誤解に基づくものだ」として、理解を求める努力をすべきとの考えを示した。
安倍長官は「これ(靖国参拝)は軍国主義につながるという批判がありますが、これは誤解に基づくものであって、誤解に基づく批判であれば、それを解く努力をするべきであって、われわれは誠意をもって、誤解を解く努力をしていかなければならない」などと述べた。
安倍長官はさらに、「国のために戦った方々のために祈りを続ける、その気持ちは私も持ち続けたい」と述べ、将来、首相に就任した場合、靖国参拝を続ける考えをあらためてにじませた。
一方、横田 めぐみさんらの拉致に関与した疑いが浮上している元北朝鮮工作員、辛光洙(シン・ガンス)容疑者の身柄引き渡しについて、「当然、今後の日朝交渉ではしっかり要求していく。それがなければ、拉致問題が解決することにはならない」と強調した。
[8日19時12分更新]

 これ見てたんですが、変なアメリカ人が出てましたね。どこかの大学教授。
 ニューヨークタイムズの社説を引き合いに出して、「アメリカでも靖国参拝に対しては否定の声が大きくなっている」てなことを言ってた。
 安倍さんがすぐに反論してくれましたけどね。「ニューヨークタイムズは自民党大勝を北朝鮮の独裁にたとえる記事を書いた。日本についての理解が浅い。アメリカにはたくさんの新聞がある。例えばウォールストリートジャーナルは参拝に理解を示す社説を書いている」と。
 どうせなら、「ニューヨークタイムズの東京支局は朝日新聞社内にある」まで言ってほしかった気もしますが(^_^;

 その後、そのアメリカ人は「靖国神社には戦争を肯定している遊就館がある」と矛先を遊就館に持ってった。
 これについては、中西輝政さんが「ブッシュ大統領も教会に行ったりするが、だからって十字軍の歴史を肯定しているとはならない」てなふうに反論。
 また安倍さんも、「靖国参拝反対派の人は論理的には勝てないと思ったようで、去年あたりから遊就館の批判をしている」と。

 確かに最近、サヨクが遊就館を槍玉に挙げるシチュエーションをよく見ますね。
 例えば、去年の小泉首相参拝の直前だったと思うんですが、加藤紘一が靖国神社の境内でテレビのインタビューに答えて、「私は参拝に来たのではありません。遊就館の展示を見に来ました。遊就館は戦争を賛美している……云々」と言ってました。めちゃむかついたので、よく覚えています(-.-#)

 小泉首相の靖国神社参拝の目的は、「戦没者に敬意と感謝の意を表するため」「不戦の誓いをするため」。日本人である以上、誰もこれに異を唱えることはできないでしょう。
 「中韓が反発しているから参拝はやめるべき」という論理も、国民の間に嫌中・嫌韓感情が広がっている今の状況では通用しない。
 つーことで、サヨクが編み出した次の論理が↓これってわけね。
 「遊就館が敷地内にある靖国神社が、果たして戦没者の慰霊や不戦の誓いにふさわしい場所なのか?」

※拙ブログ関連エントリー
 ・05/9/24付:覚えておこう!NYタイムズ大西記者
 ・05/11/29付:産経がNYタイムズを批判〜オオニシ記者も実名で登場


プロフィールより
夫にはバリバリの亭主関白になってもらいたいと思ってるんですが、私より年下ということもあってか、まだまだ頼りないです(^_^;
とりあえず「夫にはゴミ出しはさせない!」「夫が帰宅したら必ず玄関まで出迎える!」「高いヒールは履かない!(夫は私より背が低いので)」をモットーにしています。小さなことからコツコツと……。
家ではともかく外では夫を立てる、これ、絶対条件。

 すみません。モットーを破ってしまいました。
 続きは「お気楽くっくり」にて。


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Posted by くっくり 01:57 | 細切れぼやき | comments (14) | trackback (2)