NHKも朝日新聞も本気で改革する気あるの?
朝日社説:NHK改革 視聴者も声を上げよう

「これで視聴者の信頼を回復できるか心配だ」
「具体的にどこをどう変えるかは伝わってこない」
「当面の出血をいくらか止めることができたとしても、根本的な問題が横たわっている」
「新しい時代にNHKはこう変わるという姿が見えてこないことである」
「ここはひとつ、視聴者が大いに声をあげたい。NHKは必要なのか不要なのか」
「今回のプランをつくる過程で評価できるのは、NHKが内外の意見を聞く姿勢を見せたことだ」

 ……って、えらそうに人のことを言える立場なんでしょうか?(^_^;

 ちなみに「裁判所を通じて支払いを督促することを検討する」の件ですが、1週間ほど前の朝日放送『ムーブ!』で「内容証明郵便を全不払い者(契約してるが支払いを止めてる人)に郵送するといくらかかるか?」というのを計算してました。確か全部で35億円程度かかるという結果が出たように思います。
 その計算結果をもとに、番組スタッフがNHKの広報部に電話で「これぐらい経費がかかりますが本当にやるんですか?」と突っ込んだところ、広報部の人は「えっ!そんなにかかるんですか!?」と驚いていたそうで、笑い話にもなりませんな〜というオチでした。

 まあとにかく今の朝日新聞には、NHKの将来を心配する余裕なんかないはずなんですけどね。
 「全社緊急集会」では経営トップは吊し上げ状態だったらしいし。

 週刊新潮 9月29日号
「社長辞任」「NHKに謝罪」の要求も出た
「朝日新聞」全社緊急集会
相次ぐ不祥事で「読者離れ」が始まり、今や「民主党状態」の大朝日。
NHKの中川問題では「記事の裏が取れなかった」と社長自身が認めていた!

 この記事は、朝日新聞が9月14日に本社に隣接する「浜離宮朝日ホール」の小ホールで行なった「全社編集局緊急集会」の議事録が元になってるんですが、その議事録があちこちにばらまかれちゃってるようで、今週号の文春にも同種の記事があるし(タイトルもずばり「またもや議事録流出」とある)、勝谷誠彦さんもとっくに入手済だそうです(^_^;

 新潮の記事、タイトルは物々しく見えますが、中身はさほど大したことはなかったです。
 「NHKの中川問題では『記事の裏が取れなかった』と社長自身が認めていた!」とまるでスクープを彷彿とさせるようなタイトルになってますが、少なくとも中川さんの件(放送前にNHK幹部に会ったとする朝日の記事)の裏は取れてないってことは、朝日新聞も7月25日付の検証記事で認めちゃってますしね。↓

 NHK番組改変問題2―取材の総括
 一方、記事中の(1)中川氏が放送前日にNHK幹部に会った(2)中川、安倍両氏がNHK幹部を呼んだ、という部分に疑問が寄せられていました。

 1月の取材で、記者たちはこの2点を含む内部告発の内容を説明し、3人とも大筋で認めるか、あるいはそれを前提に質問に答えています。しかし、記事掲載後、いずれも否定しました。本紙はその都度、その旨を報じてきました。

 当初の3人の証言は、相互に矛盾がなく、具体的・迫真的な表現が随所にあり、重い、と今でも考えています。したがって現時点では記事を訂正する必要はないと判断します。

 しかし、当事者が否定に転じたいま、記事が示した事実のうち、(1)(2)については、これらを直接裏付ける新たな文書や証言は得られておらず、真相がどうだったのか、十分に迫り切れていません。この点は率直に認め、教訓としたいと思います。

 それよりも私が新潮の記事で興味深いと思ったのは、集会で「記事の裏が取れなかった」と秋山社長が認めた時に、朝日の社員から出たこの言葉。

「裏が取れなかったのなら、謝罪するのが筋ではないか」

 こういう厳しい声は内部からも上がってるんですな。って、上がらんようでは朝日もマジで終わりですがな。
 ところが、社長はこの質問には答えをはぐらかし、「問われるべき人たちが集めた有識者が何を言ったところで、何の説得力があるのだろうか」という質問にだけ、こう答えたそう。

「有識者は4人の方で、(中略)朝日で委員会をやっている人じゃないか、朝日のひも付じゃないかというご指摘もあると思うが、そこは信用して……」

 だめだこりゃ(T^T)

 あともう一つ、興味深かったくだりを紹介しときます。

 秋山社長が「一方は過剰な使命感をもって、俺は朝日新聞だ、俺が日本をよくするんだという過剰な使命感が、世間からみると鼻持ちならない。もう一方は、使命感が薄れてしまってサラリーマンになっている。こういう二極分化が起きている」と発言したところ、質疑応答でこの部分に社員からツッコミが。
 「果たしてそうなのか。大半の記者は、健全な正義感と非常に高い志をもって、日々のホントにしんどい仕事の中で全力を挙げてやっていると思う」

 秋山社長はタジタジとなって、「私の言い方が間違っていました」と謝罪。が、それでもこのようなことを繰り返したと。

「しかし、中には若干、俺は社会正義を体現しているんだと居丈高になって取材先にあたると非難をされる人もいる」

 と言われて、真っ先に思い浮かぶのはやはり本田雅和記者。彼はこの集会には出席してたんでしょうか?

 おまけ。
 拙ブログ9月8日分の最後に「asahi-np.co.jp(朝日新聞社)から当ブログにもアクセスあります」と書きましたが、あれからも度々来られてます。
 緊急集会の2日後にはこういうログが残されてました。

[09/16/2005 15:10:01] http://search.yahoo.co.jp/bin/query?p=%c4%ab%c6%fc%bf%b7%ca%b9%bc%d2+%bf%ae%cd%ea+%b0%d1%b0%f7%b2%f1&fr=top - atws03.asahi-np.co.jp - 133.173.2.35 - - - Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705)

 上記URL(太字部分)にアクセスしてみて下さい。
 笑える……というより、むしろ哀れを誘うかも(T^T)


・・・・・・以下、細切れぼやき・・・・・・


後藤田正晴氏、死去 91歳

 私の後藤田さんに対する印象って、「あさま山荘事件」「護憲派」「中曽根総理の時の官房長官」、最近では「靖国問題勉強会に参加して小泉首相の参拝に反対」、この程度。
 警察畑を歩いてきた人のわりに護憲派というのが何か馴染まない。某コメンテーター(名前失念)は「後藤田さんは戦争体験があるから憲法9条は守りたいと思ってるのでは?」と言ってましたが。


緊張の初日 新人議員らが初登院

 自民党の最年少議員、杉村太蔵くんはキャラ立ちしてますなあ。マスコミの格好の餌食状態。私はあまり好きじゃないけども。
 彼は天然なんでしょうか?それとも計算の上?
 「TVタックル」あたりから出演依頼が来そうですな。来ても執行部が出演許可しないでしょうけど(^_^;


布川事件、再審を決定 自白真実性に疑問

 昭和42年の事件発生から数えて実に38年。長かったですなあ。
 ところで冤罪と思われる事件と言えば……「狭山事件」って皆さんご存知ですか?昭和38年に発生した殺人事件です。これなんか42年も前ですわ。未だに再審請求されてますが。

 実は私、大学時代に人権サークルに入ってたことがありまして(つーか、何もわからず無理矢理入れさせられたんです。数カ月で辞めました)、この事件の勉強をさせられました。何度か集会にも連れて行かれた記憶が。
 当時他にも冤罪と思われる事件はいくつもあったのに、なぜこれを集中的にやったかというと、やっぱ部落が絡んでたからでしょうなぁ。


■韓流&嫌韓流

 あるサイトを見ていたら、偶然アマゾンの宣伝バナーがこういうツーショットになってたんで、思わずキャプしてしまいました(^_^;



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Posted by くっくり 01:25 | 朝日新聞 | comments (14) | trackback (0)