内閣改造〜麻生太郎氏の会見GJ!
安倍・官房、猪口・男女共同参画相…小泉改造内閣

 安倍官房長官キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
 「内政で経験を積んでもらうために厚生労働大臣あたりでは?」という予想もあったようですけどね。
 
 外相の方がいいのでは?という方もおられるでしょうが、私はやっぱ官房長官がいいですわ。
 官房長官は首相の右腕であり、閣僚を束ねる非常に重要な役どころ。めっちゃいいポジション。それだけ小泉首相も期待しているということだと思うし。
 拉致問題解決に向けても大きなパワーになるのではないかと。
 あと、毎日お顔も拝めるし!(≧▽≦)←ミーハー

 武部さんの幹事長留任は当然でしょう。あれだけ選挙に貢献したんですもん。
 「力仕事だけが得意な小泉首相のイエスマン、選挙が終われば用済み」てな意地悪な予想もあったけど、いくら何でもそりゃないでしょ。
 私は実は武部さん、けっこう好きなので……(キャラ的に憎めない(^_^;)

 ↓この3人は留任でいいと思ってたけど、全員代わっちゃいましたね……。

  外務大臣:町村信孝→麻生太郎
  文部科学大臣:中山成彬→小坂憲次
  経済産業大臣:中川昭一→二階俊博
 
 中川昭一さんは農水大臣として残るからまだいいけど、町村さんと中山さんがいなくなっちゃった(T^T)

 でも外務大臣が麻生太郎さんというのはGJ!
 福田康夫や山崎拓や猪口邦子なんかがなったらえらいこっちゃ!と、めちゃ心配してたので。

 が、経産大臣が二階俊博って、これはいかん。バリバリの親中派ですやん。
 日中友好を口にする政治家は信用しちゃならん。日中友好の陰に利権あり。東シナ海ガス田問題で中国側に譲歩する危険性大。
 ちなみに人権擁護法案推進派でもあります。

 ※二階俊博関連資料:

 その1.Wikipedia「二階俊博」の項より引用
 まだ保守新党が存続していた時代、地元の田辺市の新庄総合公園に日本国内の右派から政治姿勢が反日的だと指摘される江沢民が自筆で書いた登高望遠睦隣友好と言う文字と、2000年の二階も参加した日中文化観光交流使節団に対して江が発表した重要講和を刻んだ日中国交正常化30周年記念碑の建立を計画し、全国にも同様の石碑を建立する心算であったが、地元の抵抗等もあって頓挫した。この逸話に代表されるように、二階は自民党内の親中の有力議員の一人である。
 「江沢民石碑」についてはこちらに詳細が載ってます。

 その2.東奥日報05/3/1付「愛知万博の中国ビザ拡大問題/宙に浮く「期間限定」案」より引用
 北側国交相の訪中直前、外務省の担当者が親中派の二階俊博自民党総務局長に万博期間中の台湾に対するビザ免除を説明。二階氏が「中国はどうするんだ」と詰めると、担当者は黙り込んだ。

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 以下、新閣僚会見(NHK中継)よりメモ紹介。

 ちなみに会見の順番は以下の通りでした。
 三役→安倍→与謝野→竹中→小池→沓掛→杉浦→麻生→川崎→谷垣→中馬→北側→額賀→中川→二階→小坂→猪口→松田

 安倍さんに対する質疑応答で、さっそく朝日新聞記者(女)と東京新聞記者(男)が靖国問題について質問。
 特に東京新聞の質問はA級戦犯に絡んだ長〜いもので、「空気読めやゴルァ」と言いたくなった。組閣の会見なのに無駄な質問で時間とって。さっそく安倍叩き?
 でも安倍さんはやんわりとかわしてました。今後、何かあるたびにこういう意地悪な質問されるんやろなぁ。負けるな安倍さん!

 靖国絡みの質問は、他の複数の大臣にもぶつけられました。
 特に東京新聞の長い質問は何度も出てきた。でも内容ようわからん。早口で聞き取れんかった。誰か聞き取れた人、いますか?(^_^;
 
 ちなみに北朝鮮への経済制裁にまつわる質問も、靖国の質問同様、複数の大臣にされてました。これは産経記者。

 大臣会見の中で傑作だったのは何と言っても麻生太郎さん!(≧▽≦)
 麻生さんの会見は2ちゃんねるで動画が出回ってるようです。興味ある人は探して下さい。
 (下の方でこちらで文字化したものを一部紹介します)

 厚生労働大臣になった川崎二郎さんにも、東京新聞はA級戦犯絡みの質問をぶつけてました。
 川崎さんは「前半早口で長くて何おっしゃってるかわからなかった。また整理してお答えします」と流してました。
 ちなみに彼は個人の資格で27〜8年前から毎年参拝しているそうです。

 あと、ポスト小泉の件も複数の人が訊かれてましたわ。
 中川昭一さんは苦笑しながら、「さっきから皆さんに訊いてるようですが、農政をしっかりやってほしいと小泉首相に言われている。非常に大事で課題があるので、そんなことは考えたこともございません」てなふうに答えてました。

 二階俊博は、さっきも書いたように親中派。
 東シナ海ガス田問題でどう出るかが気になったので、記者質問にはめちゃ注目してたのに、……な、なんと誰もその件では質問しなかったんです。
 あんたら何のためにそこにおるんや!ガス田について訊けやゴルァ!(-.-#)

 文部科学大臣になった小坂憲次さん。私はこの人のこと全然知りません。
 が、こちらのサイトによれば「外国人参政権賛成派」「人権擁護法案推進派」……。あかんがな!(T^T)
 ただ、例の東京新聞の靖国・A級戦犯関連の質問については、「合祀の経緯はいろいろありますが、参拝は個人的な観点で個々に判断するべきだ。公式参拝ということばは現実にはどのようなものがそうなるか区分けするのは難しい。信念に従ってそれぞれ判断し行動すべき問題と考えている」と、無難な回答をしてました。

 法務大臣になった杉浦正健については、「曽我さん家族再会を北京に強行しようとした人」というイメージしかない。
 まあ前の南野さんに比べりゃマシ?と思いきや、この人、死刑反対論者らしいっす。

 規制改革・行政改革担当の中馬弘毅さんは、うちの地元(大阪)ですわ。うちとは選挙区は違うけどね。
 年々人相が悪くなってるのが気がかり。←これぐらいしか書くことない(^_^;

 少子化・男女共同参画担当の猪口邦子。
 北朝鮮への制裁について記者に訊かれて、こんな回答。
 「別の大臣が担当していると心得ております。男女共同参画が東アジア全体に進みますよう、機会があるごとに強く発言していきたいと思っております」
 はあ?何言ってんの猪口さん?まあこの人に訊く方も訊く方ですが(^_^;

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 つーことで、麻生太郎さん会見スペシャル(≧▽≦)
 私が興味深いと感じた箇所のみですが、ご紹介しときます。

朝日新聞(藤田)
「この4年総理が靖国参拝されるたびにですね、摩擦が起きてしまうという状況が出てますが、今後外交担当者としてですね、どのように対応していくことをお考えでしょうか? 」
麻生太郎
「そうですね。基本的には、日中関係っていうのはひとつのその問題以外の、たとえば経済関係、また若い人とのサブカルチャーの文化交流等々を含めて、総じて日中関係っていうのは、経済はもちろん、総じてうまくいってんじゃないですかね、基本的には。 そういった意味の方が非常に大きな要素を占めていると、日中の両国の国益を考えた時には、そこのところが一番強調されるべきところかなあと思いますんで、今の話等々は、色々、両方に相互に意見が違うことは確かですけれども、そういったところは、今後とも色々話し合っていく以外に方法はありませんね
朝日新聞(藤田)
「日韓についてはいかがですか?」
麻生太郎
「日韓の場合は、中国とは少し違うような感じがします。こっちは民主主義、自由経済等々、日本との間の価値観の共有している部分というのは、少し違うような気がしますけどね。日中と日韓とは、同じ扱いにみなされてますけども、少し、もともと持っておる共通の価値観というものが違うような感じが、僕はしますけど」

朝日新聞(鮫島)
「朝日新聞の鮫島です」
麻生太郎
「はい?久米島?
朝日新聞(鮫島)
「鮫島です」
麻生太郎
「ごめん、鮫島」
朝日新聞(鮫島)
「総理は今回の人事でポスト小泉を競わせるというようなお考えを示してますが、この布陣を見てですね、麻生大臣にとって一番のライバルはどなただとお考えですか?」
麻生太郎
「(首を捻りつつ)マスコミかなあ?(会場シーン)……どうぞ、次」

産経新聞(福本)
「産経新聞の福本と申します」
麻生太郎
岸本?
産経新聞(福本)
「あ、福本です」
麻生太郎
「福本?うん」
産経新聞(福本)
「あの、北朝鮮の拉致事件に関してお尋ねします。政府は今まで、北朝鮮に誠意のある対応がなければ、厳しい対応で挑むというようなことをコメントされてますけど、早期の制裁発動に関して大臣は賛成でしょうか、反対でしょうか。それから、もし賛成であれば、どの段階になったら発動すべきだとお考えですか?」
麻生太郎
「あ〜、それは一概に言えませんね。あの、日朝の話ですよね。これは、経済制裁をというのは、アメとムチの話とか、対話と圧力とか、これまでいろんな表現がされてきてると思いますが、その中からいけば、そりゃ少なくとも隣の国にあって、少なくとも日本人を拉致したという犯罪を国家元首が認めるという例は、過去になかったと思うんですね。国家の犯罪を国家元首が認めたという例は過去に、僕の知ってる範囲ではないんですが、そういった事態が起きてるという状況を踏まえて、その国と話をしていく時にはきちんとした対話というものと同時に、いろんな意味で、少なくとも核爆弾等々を持とうという意欲を全然隠さないという、かつ、それを移動させるミサイルという技術開発というものに熱心なところ、というのが隣りにあるという事態は、日本の国防を考える上では、これ絶対に無視、看過できないところだと思いますよ。そういった意味では、私どもとしては国民を守るという最大、最低限の国家としての義務がありますので、私どもとしては日朝というものに関しては、何となくずるずる、ずるずるということは望まないのであって、そういった意味では、対話と圧力という話が出てくるのは当然なんだと思いますが、いつのタイミングでどうやるというところは、いま私に聞かれてもそれを答える資料を持ちません」

東京新聞(西田)
「東京新聞の西田と申しますけれども、あの、ポスト小泉の関連の話が先ほど出ましたが、改革への手腕を発揮するのがなかなか難しいポストだと思うんですが、その点については、お伺いできますか?」
麻生太郎
質問の意味がちょっとよくわからないんですが
東京新聞(西田)
「改革をですね……」
麻生太郎
外務大臣は向かないポストだと言いたいわけ?」(会場笑い)
東京新聞(西田)
「なかなか改革競争をするのは難しいんじゃないかと思うんですが……」
麻生太郎
「改革競争、あー、改革競争ね。改革競争はこの4年間やらさせていただきましたから。少なくとも、できないできないと言われた三位一体も、東京新聞ではできないことになってましたけど、できましたしね。いろんな意味でできないといったことはだいたい、この4年の間、政調会長の時、いろんな改革というのはけっこうできたと思いますんで、その改革だけが、と言われるんだったら、あなたの希望通りになるかもしれませんけれども、外務で即改革と言われても、なかなかそんな簡単に右から左に改革できるような……、国同士の話ですから、省同士の話とか、そういうのと少しわけが違うと思いますんで、そんな簡単な問題ではないと思ってますから、今のご質問に対して言わせていただけりゃあ、たぶんそういった改革というのの、改革の内容が国内の改革というんだったら、そりゃ向いてないです」

 麻生さん、全体的にすごく強気でGJ!中韓に対してもその調子でよろしくお願いしますね。
 (北への制裁の質問では「圧力」で押し切ってくれなかったのが、ちと残念ですが)
 東京新聞も例のA級戦犯を絡めた靖国問題については、麻生さんには怖くて訊けなかったんだと思われ(^_^;
 
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 それにしても、なぜ拉致問題を担当する特命担当大臣を設置しないんでしょうか。だいぶ前から言われてることなのに。

 この27日には、国連人権委員会のウィティット特別報告者が、国連総会第3委員会(社会、人道問題)で北朝鮮に関する人権状況報告を行いました。その中でウィティット氏は日本人拉致被害者に言及、北朝鮮に「効果的かつ迅速に」対応するよう要請しました。

 同日、同委員会でビチット・マンターポーン特別報告者(タイ・チュラロンコン大教授)は、日本が横田めぐみさんら多くの拉致被害者が生存しているとして、早期の帰国を北朝鮮に求めていることについて、「迅速かつ効果的」に回答するよう北朝鮮側に要求しました。

 国連加盟191カ国で構成される総会の場で、このように拉致問題が本格的に討議されたのは初めてのことで、北朝鮮にとっては相当のプレッシャーになったはずです。

 また今週には、欧州連合(EU)が北朝鮮の人権状況改善を促すため、国連総会第3委員会に決議案を提出することが決まっています。
 北朝鮮を名指しして日本人を含む外国人の拉致を非難する決議案が総会に提出されるのは初めてのことです。
 法的拘束力こそないものの、これまで3年連続採択された北朝鮮非難決議よりも政治的にはるかに重みがあり、採択されれば拉致問題解決に向けた国際世論の広がりが期待できるそうです。

 このように国際的にも拉致解決に向けて気運が高まってきているというのに、当事国である日本はいったい何をしてるんでしょうか。
 今こそ日本は拉致解決に強い意欲を示すべき時でしょう。つーか、このタイミング逃したらかなり痛いですよ。当事国である日本の“やる気”が感じられなかったら、国際社会も引いちゃいますよ。
 時期的に経済制裁発動が無理だと言うなら、せめて担当大臣を設けるぐらいしなさいよ。

 また、「(北朝鮮人権問題を担当する)レフコウィッツ米大統領特使に相当する専門部署や特使が日本にも必要という意見が米政府内に多い」ということで、家族会、救う会が近く日本政府に「北朝鮮の専門官」を要請する予定だそうですが、こんなもんね、家族会に言われるまでもなく、日本政府が自発的に作らなあかんでしょ。
 少なくとも2002年10月17日(金正日が拉致を認めた日)の翌日にはもう、「作ります」って言ってないとおかしいっちゅーねん。

参考記事:
 横田さんらの安否回答を 国連総会で拉致を初討議
 日本人拉致を非難 国連総会決議案判明
 北朝鮮問題“専門官”を 家族会ら政府に要請へ

参考するに値しないB級記事(?):
 <北朝鮮副局長>「過去の清算」で日本批判 「拉致と同列」
 媚北派の和田春樹東大名誉教授が宋日昊と会談。……もうあんた北に亡命しなよ。

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韓国メディア、安倍・麻生氏の起用を強く批判

 さっそく朝日新聞、いや韓国が批判してますな。麻生さんのお父さんまで批判するってのがいかにも韓国らしい。
 中国は福田さんが入閣しなかったことにもガッカリしてるようです。

 あと↓こういうのもあった。何で今日なの?偶然?
 麻生外相に抗議文郵送 一民族発言でウタリ協会

 明日の朝日社説は安倍・麻生批判で決まりか?
 タイトルはズバリ「内閣改造〜アジア外交は大丈夫か」?!

 中身はこんなふう?
 「小泉首相の靖国参拝などを巡り、いま日中・日韓関係は厳しい状況にある。中国、韓国に対して強硬な安倍氏を官房長官に、麻生氏を外務大臣に据えたことで、早くも両国からは批判の声が出ている。さらなる関係悪化が懸念される」

 ちなみに麻生氏の「創氏改名は朝鮮人が希望してしたこと」という発言、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれないので、紹介しときます。

 「歴史認識を一緒にしようといっても、隣の国と一緒になるわけがない。 たとえば朝鮮人の創氏改名の話。 日本が満州国をやる前に創氏改名の話が出たことは一回もない。 しかし、当時、朝鮮の人たちが日本のパスポートをもらうと名前のところにキンとかアンとか書いてあり「朝鮮人だな」と言われた。仕事がしにくかった。だから名字をくれ、といったのがそもそもの始まりだ」

 この麻生氏の発言については面白いオチというかエピソードがあります。こちらをご覧下さい。
 もちろん麻生氏は間違ったことは言ってません。有名サイト「大日本史番外編朝鮮の巻」からこちらの項目をどうぞ。

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Posted by くっくり 00:19 | 政治 | comments (28) | trackback (9)