皇室の歴史と伝統を守ろう。男系維持する方法あります。(1)
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 皇室典範問題ですが、紀子さまご懐妊で状況が変わったことと、「女系天皇阻止」というスローガンでは抵抗勢力のレッテルを貼られるのではないか?というお声をたくさん頂いたこともあり、この度「皇室の歴史と伝統を守ろう。男系維持する方法あります。」と題し、新たなバナー&エントリーを作成しました。

 「なぜ男系継承でないとだめなのか」「女系容認で愛子さまはお幸せになれるのか」「男系継承を維持できる方法(『小泉改正案』の対案)」の3点に絞ってまとめました。
 まだこの問題をよくご存知でない方の参考になれば幸いです。

(執筆にあたりアドバイスをいただいた「あきひと」様、衣川康人様、Dr.マッコイ様、他、多くの読者皆様方に心より御礼申し上げます。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<1>はじめに

 2月7日、秋篠宮妃殿下(紀子さま)のご懐妊報道により、それまで暗いニュースの多かった日本が一気に明るいムードに包まれました。
 小泉首相が党議拘束をかけてでも強硬成立させようとした皇室典範改正法案でしたが、ご懐妊報道から数日後、今国会での提出は事実上先送りとなりました(但し自民党内閣部会では2月下旬から、紀子さまのご懐妊とは切り離して勉強会を始める模様)。

 この『小泉改正案』の最大のポイントは「女性天皇容認」「女系天皇容認」「皇位継承順位は男女問わず第一子優先」というものです。
 その内容もさることながら、皇室の専門家がほとんど含まれていない『有識者会議』が、わずか10カ月、30時間ほどの議論で結論を出してしまったことについて、「拙速ではないか」という声が国民からも多数湧き起こりました。

 よく考えてみれば、次の代の皇太子殿下、次の次の代の秋篠宮殿下と後継者は確保されています。しかもお二方はまだお若いのです。現行の皇室典範が行き詰まるとしても、今から30年は先の話でしょう。
 各社世論調査を見ても、紀子さまご懐妊の影響もあって、「何も急いで今国会で決めることはない」という意見が多勢を占めています。

 が、先送りはされたというものの、秋になって誕生されたお子さまがもし女子だった場合、再び『小泉改正案』を通そうという機運が高まることは必至です。お生まれになったのが男子だった場合でも、現行制度ではいずれ行き詰まる可能性があります。

 私たちは秋篠宮両殿下によって、皇室について考える良い機会を与えていただいたと考えるべきでしょう。皆さんもこの機会に皇室及び皇室典範についてじっくり考えてみませんか?

 安易に「女系容認」に転じるのではなく、「男系維持」を模索しようという動きが専門家や国会議員を中心に起こっています。
 あまり報道されることはありませんが、「男系維持」の方策については様々な方が提示しています。専門家はもちろん、当事者であるご皇族(寛仁親王殿下)や、旧皇族の子孫(竹田恒泰氏。明治天皇の玄孫)も積極的に発言をされています。

 実は私自身、「男系維持のためにはこの方法で行けばいいのでは」という考えがまだまとまっていません。よって以下の文章には多々矛盾が出てくるかと思います。
 要は「無理に女系にしなくても、男系を維持する方法はいろいろあるんですよ」ということを皆さんに知っていただきたいのです。これから書くことが、皆さんがこの問題を考える上でのヒントとなれば幸いです。
(私もずいぶん身近な人に以下の話をしてきましたが、女系賛成、あるいは興味のなかった人もこぞって、「理解するほどに男系継承支持」となりました)


<2>女系天皇を容認して本当に良いのでしょうか?

(1)男系継承を変えてはいけない理由

 男系継承の歴史は神話の時代を含めると2665年にも及びます。歴史文献に残っているものを見ても、少なくとも1500年以上に渡って連綿と続いてきていることになります。そしてこの間、継承が女系に移ったことは一度もありませんでした。
 こんなにも長きに渡って先祖が守り続けてきた日本の伝統を、男系継承を、私たちの世代で安易に変えてしまってよいものでしょうか?

 これまでも皇室は決して楽に男系を続けてきたわけではありません。苦労しながら懸命に男系を維持してきたわけで、あえて困難なことを続けてきた以上、そこには何か重要な意味があるはずです。

 果たしてどんな意味があるのでしょう?私は「日本という国の成り立ちに関わってくるから」という説を採りたいと思います。
 どこの国にも国の成り立ちを記した神話のようなものが存在します。国や民族の根幹となるものです。理屈や合理性を超えた「伝統」であり「システム」です。
 これを崩してしまうと、日本のアイデンティティーが破壊されてしまうのではないでしょうか。それを知っていたからこそ古の人々は、男系継承を執拗に守り抜いてきたのかもしれません。

 男系継承がなぜ大切なのかわからないという方は、まずこの図をご覧下さい。
母系系譜        皇統        父系系譜
 
 由美子母      昭和天皇      夫の曾祖父
   \         │        / 
  小和田由美子   天皇陛下    夫の祖父
      \      │      / 
      雅子様  皇太子殿下  夫の父
         \  /     /
          愛子様   愛子様の夫
            \   /
             お子様

皇統=神武天皇に繋がる系譜

 愛子さまが天皇になられるとして、その配偶者になられる民間人を例えば「田中さん」としてみましょう。
 愛子さままでは「神武王朝」でしたが、愛子さまのお子さま以降は「田中王朝」になります。つまり全く別の王朝になってしまうのです。
 女系になることにより王朝が交替する、これはヨーロッパなどの王室によく見られます。

 「別に日本もイギリスの王室みたいに女系になってもいいじゃん」??
 先ほども書きましたが、日本はこれまでずっと男系で繋いできました。そこには普遍的な意味があるはずです。それを現代の価値観に当てはめたり、「他国もそうだからいいじゃん」てな考え方で、安易に変えてしまってよいのでしょうか?

 そもそも諸外国の国王と日本の天皇では背景や役割が異なります。
 たとえば天皇は、イギリスなどの王室にはない伝統的な神事を年に何十回もなさらねばなりません。それだけなら女性でもできるでしょうが、女性天皇になると「出産」のお役割も担わねばならない。出産の前後は職務が滞ってしまうし、さらに生理中の女性は神事に関わることが禁じられている。両立が困難だからこそ、天皇と皇后がお役割を分担してこられたのです。その点だけを考えても、男系継承が望ましいのではないでしょうか。
 要は、諸外国に女系の王家があるのは構いませんが、日本では女系はなじまないということなのです。

 また、世界における日本の天皇の地位を見くびってはいけません。
 長く続いている王室や皇室は、それだけで国際社会から尊敬されます。世界中の貴賓が集まる結婚式などの式典で、「陛下」と呼ばれる国王や天皇が、「閣下」である大統領や首相より上座に座るのもその表れです。
 1974年、フォード大統領が来日し昭和天皇の前に進み出た時、緊張で膝がぶるぶる震えたというのは有名な話です。
 天皇 ≧ ローマ法王> 英国女王 > 大統領  > 首相
(Emperor ≧ Pope >  King  > President> Premier)

 男系継承の世界最古の王朝と敬われているからこそ、天皇はこの地位にいられるのです。女系天皇になると、地位は英国女王と同様、Kingにまで落ちてしまいます。

 男系と女系の違いについて、上智大学名誉教授の渡部昇一氏がわかりやすい例えをされています。
 露骨な表現で大変無礼なことと重々承知していますが、この問題を卑近な譬えで言うと、「種」と「畑」という言葉で説明できると思います。
 天孫降臨の御神勅からも解るように、わが国は昔からコメ中心の国であると考えられてきました。皇統というものを農業のイメージで日本人は捉えていたといっていい。
 イネやヒエ、ムギなどの「種」はどの「畑(田んぼ)」に植えても、その植物が育ちます。イネの種(籾)を植えればイネとなり、ヒエの種を植えればヒエとなり、ムギだったらムギになる。
 そこに連続性の観念が生じます。一方、「畑」にはイネを植えればイネですが、セイタカアワダチソウを植えればセイタカアワダチソウになり、連続性の観念は崩れる。
 男系というのは「種」を重んずる思想、つまり連続性を重んずる思想であり、女系というのは「畑」を重んずる思想、つまり「種」の連続性でなく「畑」の相続を信ずる思想なんです。農耕民族である日本人は、畑を重視するのではなく、種こそかけがえのないものとして尊重してきました。ですから皇統断絶の危機があったときは、遠い血筋であっても求めたのです。その顕著な例は、武烈天皇(二十五代)から継体天皇(二十六代)への皇位継承でしょう。武烈天皇から見れば、継体天皇は高祖父の玄孫で、十親等も離れた縁戚です。
 逆に「畑」には拘らない。例えば平安京をお造りになった桓武天皇には多くの妃がいましたが、その妃たちは日本各地のみならず百済あたりからも奉られています。そこに植えるのが、神武天皇以来の種であればこそです。
 このような皇室の伝統(システム)が二千六百年以上続いたのです。もしこれが途中で途切れたら、日本人から皇室尊重の観念が消えていたことでしょう。
 (中略)また、愛子さまが女帝になれないのは、男女平等の観点からおかしいという人もいますが、この問題は前から述べてきているように、種と畑の問題ですから、そういう観点を持ち出されても見当違いなだけです。
【月刊WiLL 2006年1月号より】

 竹田恒泰氏は皇室を「法隆寺」に例えられています。
 法隆寺はご存知の通り、世界最古の木造建築です。ぶっちゃけて言えば、「木造建築は火事や地震などに弱いから、今のうちに鉄筋コンクリートに建て替えてしまおう」というのが女系容認派の考え方です。
 が、それをしてしまうとどうなるでしょう?法隆寺は世界最古の木造建築だからこそ価値があるのであって、鉄筋コンクリートに建て替えてしまえば価値はゼロになります。もはやこれまでの法隆寺ではなくなってしまうのです。

 木造建築(男系)の法隆寺(皇室制度)が鉄筋コンクリート(女系)になってしまったら、それを「すごい」と感じたり、「大事にしよう」と思ったりする気持ちは急速に薄れるのではないでしょうか?
 法隆寺(皇室制度)を廃絶したい勢力はそこに目を付け、きっと国民をこう煽ることでしょう。
 「鉄筋コンクリートの法隆寺(女系天皇)は、もはや本物の法隆寺(正統な天皇)ではない。こんな価値のない物はもう無くしてしまおう!」
 近い将来、本当に日本から皇室制度はなくなってしまうかもしれません。


(2)女性天皇・女系天皇を容認すれば皇位継承は安泰?

 小泉首相以下、女系推進派の人たちは「女性天皇・女系天皇を容認すれば将来に渡って安定的な皇位継承が図れる」と口を揃えて言いますが、本当にそうでしょうか?

 仮に法律が改正され、愛子さまが皇太子殿下に継いで皇位継承権2位になられた、つまり将来、天皇の地位に就かれることが確約されたとします。
 が、考えてみて下さい。『愛子天皇』の配偶者になろうとする男性がそう簡単に現れるでしょうか?皇太子殿下の配偶者(雅子さま)が決定されるまでにも大変なご苦労がありました。女性天皇の配偶者探しはさらなる困難が予想されます。
 このような状況で果たして安定的な皇位継承が図られるのでしょうか?
 (『愛子天皇』については次項で詳しく書きます)
 
 また、皇室制度の廃止を望む日本共産党や社民党や公明党や韓国(メディア)が、『小泉改正案』(女系容認)に諸手をあげて賛成していることに注目して下さい。
 もし小泉首相や有識者会議が言うように、今回の改正案が本当に「将来にわたって安定的な皇位継承制度」であるなら、これらの勢力はなぜ改正案に反対しないのでしょうか?
 もうおわかりですね?彼らは待っているのです。女系天皇が皇位に就くその日を。「鉄筋コンクリートの法隆寺(女系天皇)は、もはや本物の法隆寺(正統な天皇)ではない。こんな価値のない物はもう無くしてしまおう!」と国民に、そして世界に向けてアピールする日を。
 百地章日大教授が語った。「皇室廃止を主張してきた人々が今回の報告書を支持しているのです。そのひとり、東大名誉教授の奥平康弘氏は、女系天皇は天皇制の正統性の根拠である萬世一系のイデオロギーを内側から浸食すると、“評価”しています。女系天皇はこのような皇室廃絶論者たちに悪用されていくことでしょう」(櫻井よしこWebサイトより)

 小泉首相や有識者会議メンバーは、本当に善意から「女系を認めることが安定的な皇位継承につながる」と考えたのかもしれません。が、それが逆に愛子さまを追いつめたり、皇室制度を廃止したい勢力の「ゆるやかな革命」に手を貸すことになることに、私たちは気づくべきです。


<3>愛子さまが天皇になるべきだとお考えの方へ

(1)男女平等の世の中なのに、愛子さまが天皇になれないのはおかしい?

 確かに憲法第3章第14条により、「すべて国民は法の下に平等であり、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と規定されています。
 が、天皇陛下やご皇族方に憲法を当てはめてしまってよいのでしょうか?
 天皇陛下やご皇族には国民としての権利が与えられていません。戸籍もなく、選挙権もありません。憲法が適用されないご存在なのです。そもそも「世襲制」自体が憲法の言う平等の原則からかけ離れているとは思いませんか?

 女系容認派である京都産業大学の所功教授ですら、こう言っています。
 「日本国憲法は第1条〜第8条まで『天皇』という規定を設けています。つまり第3章の『国民の権利及び義務』とは例外として、天皇を特別に位置付けているのです。その意味では、国民一般の議論とは別に、天皇の問題を議論しなければなりません」


(2)愛子さまが天皇になれないなんて可哀想?

 先に言っておきますが、私は何も愛子さまや雅子さまが憎くてこのようなことを書くのではありません。不遜ながら同じ女性として、『小泉改正案』によって過酷な運命を背負わされるであろうお二方の将来を心から憂っているのです。

 「愛子さまが天皇になれないなんて可哀想」「愛子さまが天皇になれれば、雅子さまもプレッシャーから解放されるのに」とお考えの方へ。
 天皇のお仕事がどういうものかご存知でしょうか?
 それはそれはハードです。国事行為、国事行為以外のご公務、宮中祭祀など、いちいち報道されていないお仕事がたくさんあります。土日もないほど多忙な日々を送られているのです(こちら及びこちらを参照)。

 『愛子天皇』がこれら全てをこなしながら、同時に出産・育児という母親としてのお仕事も課せられるとしたら?心身共に想像できないぐらいハードになりますね。
 「でも過去にも女性天皇はいたのでしょう?」
 はい、確かに歴代の女性天皇は8名10代いらっしゃいます。が、いずれも天皇になられた後は独身を貫かれました。出産もなさっていません。そうでなければ「祭祀王」としてのお務めを果たせなかったからでしょう。

 現行の皇室典範では、愛子さまは結婚されると皇室から離れることになります。昨年秋に結婚され黒田清子さんとなられた紀宮さまと同じような道を歩まれるのです。
 が、『小泉改正案』が成立した場合、愛子さまは天皇の地位に就くことが強制されます。つまり紀宮さまのような自由な(ある程度制限はあるでしょうが)恋愛と結婚が非常に困難になるということです。
 先ほども書いたように、「僕、愛子さまと結婚します!」と手を挙げてくれる男性が簡単に現れるとは思えません。天皇家を牛耳りたいという野心を持った人間が名乗りを上げることはあるかもしれませんが……(特に某宗教系やコリア系の方など)。
 それ以前に、「私が子どもを設けるとその子は女系天皇になってしまう」ということで、愛子さまがご自身のご意志や周囲の圧力により、終生独身を貫かれる事もあり得えます。

 このように『小泉改正案』は、愛子さまを女性一般の幸せからはほど遠い所に追いやってしまう可能性を秘めているのです。愛子さまご本人ももちろんお可哀想ですし、母親である雅子さまもますますプレッシャーをお感じになられるのではないでしょうか?
 愛子さま、そして雅子さまに本当に幸せになっていただきたいという皆さん、どうお考えになりますか?「愛子さま可愛い〜」のあまり、男女平等を無理強いしてはいませんか?

 実は、愛子さまや雅子さまに過酷な運命を背負わせずにすむ方法があるのです。
 先ほどの法隆寺の例えで言えば、慌てて鉄筋コンクリート(女系天皇)にしなくても、木造建築(男系継承)のままで法隆寺(皇室制度)を守っていく方法はいくつもあるのです。
 以下、その方法を紹介していこうと思います。


<4>男系継承を維持する方法

(1)旧宮家を復活させる

 かつて宮家は14ありました。
 昭和20年、日本は敗戦を迎えGHQが進駐してきたわけですが、マッカーサーは当初、天皇家を無くすことを考えていました。が、日本国民の皇室への想いを考えた時、無くしてしまうのは良くないと思いとどまったのです。
 但し、昭和天皇の弟君である秩父宮、高松宮、三笠宮の3つの宮家を除いた11宮家は廃絶となり、11宮家の方々は民間に下られました(臣籍降下)。11宮家の廃絶はGHQの方針により実施されたもので、ご皇族や日本国民の総意ではありませんでした。

 男系継承を維持するため、この11の旧宮家を復活させるという方法はいかがでしょうか。11宮家全てでなくてもいいかもしれませんが……(そのへんの線引きは今後の課題です)。
 11の旧宮家には現在10人の独身男性がおられます。もちろん皇族復帰を望まない方もいらっしゃるでしょうが、旧竹田宮家の竹田恒泰氏や高崎経済大学助教授の八木秀次氏によれば、旧宮家の中には皇室に戻ってもよいと思われている方が複数おられるとのことです。

 これは臣籍降下が決まった時の、当時の宮内庁次長・加藤進氏の述懐です。
加藤は「離脱なさる宮様方につきましても、これまでの皇室典範からいって皇位継承権を持っておられるのでございますから、皇族を下られるにつきましても、宮内省としては全力をつくして充分な生活費をお与えし、品位を保つだけの費用は用意いたすつもりです。これについての成算はございます」と述べ、また「『万が一にも皇位を継ぐべきときが来るかもしれないとの御自覚の下で身をお慎しみになっていただきたい』とも申しあげました」とも述懐してゐる(皇位の正統な継承の堅持を求める会より。出典=神社新報)

 竹田恒泰氏はこうおっしゃっています。
 「皇族はもう一つ『皇統の担保』という役割も担ってきた。皇族の危機に備えた『血のスペア』がなければ、男系継承を安定的に続けることはできない」
 「旧皇族は終戦まで特権階級にいたわけで、今は特権階級ではないにしても、その特権は引き継いでいる。知らん顔せずに一緒に考えて責任を感じるべきだ」

 「いくらGHQによって強制的に切り捨てられたと言っても、旧宮家の人たちは60年も皇族から離れている。もはや民間人といっしょだ。そういう方々を皇族に復帰させて、ご本人たちが適応できるのか?また国民の支持が得られるのか?」とお考えの方もおられるでしょう。
 100年も200年も離れておられれば、確かに難しいかもしれません。が、たかだか60年です。私の父は今71歳、母は66歳です。私の両親が子供の頃まだ皆様は皇族でいらしたわけです。決して遠い過去のことではありません。

 第一、旧宮家の方々は決してそのへんの民間人と同じではありません。
 皇籍を離脱した後も皇室の親戚という立場には変わりがなく、皇室の親族が所属する親睦団体の菊栄親睦会に所属して現在でも皇室と親しく交流を続けておられます。
 皇室の冠婚葬祭はもちろん、宮中祭祀や様々な行事にも、事実上皇室の一員として参加していらっしゃいますし、旧宮家各家の墓地は、皇族専用墓地として宮内庁書陵部が管理する豊島岡墓地にあります。
 また、神社本庁や伊勢神宮、それにJOC(日本オリンピック委員会)のトップ、その他いろいろな名誉職にも手分けして就かれており、法的な保護もない中、ご自身たちの特別な立場を自覚され、「公的」な仕事に励んでおられますし、こうした方は海外へ出れば「プリンス○○」と呼ばれます。

 「でも旧宮家を復活させると国民の税金負担が増えるのでは?」とおっしゃる方へ。
 有識者会議の報告書によれば、「女性皇族は結婚後も皇室に残っていただき、新宮家を創設する」ことになっています。いずれにしても宮家は今後増えるということです。
 計算したわけではないので何とも言えませんが、旧宮家を復帰させるのと税金面でさほど変わらないのではないでしょうか?ちなみに現在の皇室の費用に充てられている私たちの税金は一人当たり年間200円程度と言われています。月額にするとわずか17円です。
 いずれにしても女性宮家を創設するよりも、男系の旧宮家を復帰させる方が歴史的に見ても自然な流れではないでしょうか?


(2)養子制度を復活させる

 昔は養子制度が認められていましたが、明治時代になって廃止されました。なぜならあまりにも宮家が多かったから、養子を認めると混乱するので否定したわけです。ですが今は宮家そのものが少なくなっているから、養子制度は十分検討に値します。
 すでに成人した旧宮家の男性を受け入れるのは感情的に許せない人でも、生後間もない方や幼少の方を皇族にお迎えすることについては抵抗感は少ないはずです。

 ちなみに大正天皇までは側室制度が存在していたのですが、昭和天皇がそれを否定されました。住み込みだった女官を通勤制にしたのです。その意味では昭和天皇は皇室の大改革をされたわけですが、実はもう一つ重要な定義をしておられます。
 昭和6年3月26日、昭和天皇は元老の西園寺公望に対し、「何とか養子を認めることはできないか、審議してくれ」とおっしゃっているのです。
 なぜそういうことをおっしゃったのかと言うと、それまで昭和天皇と皇后さまの間には、内親王さま(女子)だけが4人続けてお生まれになっていて、親王さま(男子)がまだお生まれになっていなかったからです(今上天皇は昭和8年のお生まれ)。

 お子さま全てが女のお子さまであっても、昭和天皇は「女系天皇」も「女性天皇」も考えられなかったのです。そして元老に対して「養子(男子)をとることはできないか」とおっしゃられている。今後も男系天皇で繋いでいきたいというご意志の表れでしょう。
 その時は幸い2年後に男子(今の陛下)がお生まれになって事なきを得ましたが、もし女子の誕生が続いていたらどうなっていたでしょう。養子制度が復活していたことは想像に難くありません。


(3)旧宮家から愛子さまの配偶者をお迎えする

 (A) 傍系(旧宮家)の男子に即位していただき、愛子さまにその方の配偶者となっていただく

 皇統廃絶の危機は過去3回ありました。いずれも先代の天皇とは7〜10親等も離れた傍系の男子を即位させることで乗り切ってきました。
 そのうちの2例では、傍系の天皇が前の天皇の長女と結婚することで直系の血筋との融合を図っています。男系を維持しながら前の天皇の血筋も置き去りにしないという、実に鮮やかな解決法です。4回目の危機に際してまず学ぶべきは、こうした先例ではないでしょうか。

 「いくら男系男子だからと言って、そんな遠い人を連れてくるなんて」と思われる方もおられるかもしれませんが、よく考えてみて下さい。
 たとえ室町時代に現在の皇統と分れた伏見宮系の方々であったとしても、そのご子孫は明治天皇や昭和天皇の内親王と結ばれている特別な存在なのです。民間人の「田中さん」が愛子さまの夫として皇室に入られるよりずっと自然ではないでしょうか(そもそも「田中さん」を私たちは何と呼べばいいのでしょう?有識者会議はそのあたり何も規定していません)。
 それに、「田中さん」と結婚される=「田中さん」は天皇になれないから愛子さまが天皇にならざるをえない=激務で大変な思いをされる……を考えると、傍系の方に即位していただく方が愛子さまのためにも良いのではないでしょうか。

 また、民間人の「田中さん」と愛子さまとの間に産まれたお子さま(最初の女系天皇=「田中王朝」の最初の天皇)を、私たち国民は果たして「陛下」と呼ぶことができるでしょうか?「田中さん」のお子さまより、傍系であっても歴代天皇のお血筋をお持ちの方のお子さまの方が、まだしっくり来ませんか?


 (B) 愛子さまに即位していただき、傍系(旧宮家)の男子に配偶者になっていただく

 これは学習院大学名誉教授の篠沢秀夫氏の案です(他の方も唱えているかもしれません)。
 跡取りがなくて断絶した戦後の宮家(昭和天皇の弟君二家)である秩父宮家と高松宮家を、廃止された旧宮家の若い人を迎えて復活させます。この両宮家は戦後も「国民と共にある」近代皇室を構成しておられたから、国民の違和感も特にないはずです。

 そしてこの両宮家を復活させた旧宮家の方の中から(あるいは他の復活させない旧宮家の方でもよい)、愛子さまの配偶者を選ぶのです。
 そうすればそのお子さまは「男系」となります。「女性天皇容認」「男系維持」が両立可能となり、万世一系が途絶えることはありません。

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皇室の歴史と伝統を守ろう。男系維持する方法あります。(2)に続きます。


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Posted by くっくり 01:40 | 皇室 | comments (29) | trackback (x)
コメント
ほんとうにお疲れ様です。
わたしもで議員の方々へ女系反対のメールをおくりました。

正念場ですのでお互いにがんばりましょう!
Posted by おかべっかむ・でびぃっど | URL | 06/02/15 07:55 | EtmVY4Ic

おはようございます&お疲れ様です。
修正完了しました(^^)v。
呉邦国、じゃない、ご報告まで。
Posted by 喜多龍之介 | URL | 06/02/15 08:24 | ZBjLHKCk

経緯の整理に大変役立ちました。
記事の書き起こし大変お疲れ様です。
一点だけ・・・・
皇室の専門家がほとんど含まれていない『有識者会議』とありますが、諸君三月号で、田中卓氏が、素人呼ばわりするな、専門家はいると述べられていますが、この点についての有効な反論が見いだせずにいます。
専門家が全く居ないと言っているわけではないので、田中氏の反論は当てはまらないと言う言い方も出来ますが、『居る』ということに対して決定的なだめ押しの一言が思い浮かびません。
 最低でも半数は皇室専門家を入れて議論するべきるだとくっくりさんはお考えなのでしょうか・・・
Posted by joker | URL | 06/02/15 09:28 | tawji5DQ

変更完了です。
これからも頑張りましょう!
Posted by 東京支局長 | URL | 06/02/15 12:00 | j0rAqGIU

更新を心待ちにしておりました☆とても分かりやすくまとまっておりご苦労に頭が下がります。お疲れ様です!

60年は家族という形で見るとそんなに長く感じないですよね。
私には明治生まれの祖母が今も元気で近くに居りますし、明治一ケタ生まれでチョンマゲ姿の写真が残っている曽祖父の膝で育ちましたので、戦後60年をそう長く感じていませんでした。長生きの家系です。(^^)

何か宮家に対して、天皇家か民間人かという二極、また民間ならば自分の育った家と同じ、といった風に考える方もいるようですが、民間とはいえ家柄が違うのではないでしょうか。法がどうであれ、天皇家にとって宮家であることに変わりはありません。また、喩えとして不適切かもしれませんが、昭和天皇の大喪の礼には民間人である八瀬童子の人々も参 列しました。それを知ったときはこの国の歴史の深さと広さに感動したものです。
Posted by あまだ | URL | 06/02/15 13:10 | uH0vkLEg

こんにちは。
精力的なまとめご苦労様です。よくぞ、ここまでまとめ上げましたね。判りやすさもすばらしいです。
ただ、気になる点がひとつあります。皇族は税金で生きているんでしょうか?
>税金は一人当たり年間200円程度
公務員だって税金で生きていますよ。こういうふうに持っていくのはサヨクのプロパガンダっぽいですね。
「天皇家はただ飯食ってる」(田原総一朗)「税金で生活している」ってな論調です。皇室不要論の理由のひとつでしょう。ある意味事実では有るんですが、天皇否定派からのこのアオリは、お金で物事を考える人たちには大いに説得力があると思います。
これを正さないと、皇族に無関心な人達から皇族への支持は得られにくいのではないでしょうか?

現状に則して、まずは、給与代わりとしても大いにペイするものであるという「正攻法」もあるでしょう。
国内的に無条件に民族を代表できる存在としても皇族であることや、皇室の外交価値で言うなら外交官数千人が束になってかかってもかなわないという世界的・歴史的価値の側面でもいいし。
また知識が無い人が多そうですから、触れなければならないのは国有化された皇室財産ですね。昭和16年の国家予算は約80億円だが、皇室財産は50億円近くあったという話や、敗戦1年後に没収された資産が33億円という話もある。
現在価値で軽く10兆円は有ったとみていいと思う。皇室維持費なんてものは未来永劫おつりがくるという状況。
この辺参照( http://d.hatena.ne.jp/nyankosensee/20050701 )
Posted by 岩手の田舎人 | URL | 06/02/15 18:59 | JwTvqgac

 日曜と火曜、朝日川柳が紀子様ご懐妊ネタで暴走しています(URL参照)。
 寛仁殿下に黙れとゲンメイしただけでは収まらず、ついに秋篠宮殿下を「抵抗勢力」呼ばわりし始めました。
Posted by 朝日歌壇鑑賞会事務局長 | URL | 06/02/15 20:01 | l5Ri7egI

よくテレビに出て
『天皇家は我々日本人の庶民の代表なんだから、そこが男女平等の世の中で男系に拘るのはおかしい。日本は男女平等の国、天皇家も我々と同じようになるべき。』
と言う”法律の専門家”がいます。

そもそも法解釈的には日本人でも、極論を言えば人間でもない(国籍をはじめ、籍を持っていないと言う意味で)皇室関係者にそのような解釈が通用するのか、TBSに問いたい。
Posted by 通りすがり | URL | 06/02/15 23:33 | FMffiNww

皆さん、コメントありがとうございます。
いつも個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。

jokerさん:
女系容認派は「専門家はいる」と言い、男系維持派は「専門家はいない」と言いますよね。どっちが正しいのか私にもよくわかりません(T^T)
ワタシ的には「有識者会議」というからには、やはり「最低でも半数は皇室専門家を入れて議論するべき」だと思います。

岩手の田舎人さん:
もちろん何もせずに税金でただ飯食ってるのではなく、ちゃんと働いておられますよね。そのことと、あと外交価値や歴史的価値についても文中にも盛り込んだつもりだったんですが、不十分でしたか(^_^;
国有化された皇室財産については知りませんでした。教えて下さってありがとうございます。が、これって逆に「敗戦して国が貧しかったんだから国有化されて当然」と反論されてしまいませんかね?(^_^;
Posted by くっくり | URL | 06/02/16 00:08 | BlMBJmXA

 お疲れ様です。3-B案なら賛成です。一度民間に下れば皇族といえどカリスマ性はグーンと下がります。ならば3-B案しかないでしょう。紀子様のお子様が男子であればいいのですが。

 
Posted by 雷蔵 | URL | 06/02/16 04:54 | r1CoS1f6

何度もしつこくすみません。

>自民党内閣部会(木村勉部会長)は15日夕、都内のホテルで役員会を開き

>役員会後、甘利明政調会長代理は記者団に対し、今後の選択肢について
(1)女性・女系天皇を容認
(2)旧宮家を皇族復帰させ、男系維持
(3)女性天皇だけを当面認めて、女系はさらに検討
−の3通りしかないと指摘。勉強会では、男系維持案も含めて幅広く検討する考えを示した。 
(時事通信) - 2月15日21時1分更新

『旧宮家を皇族復帰させ、男系維持』
を前面に出すしか対抗する手立てがありませんので、またよろしくお願いします。

あの、よく分からない方はとりあえず「旧宮家の復帰」を国会議員、マスコミ各社に訴え続けていただければいいと思います。細かいことは専門家がもうすでに提案しているのですが、表に出てこないだけなんです。くっくり様の労作に異議を述べるわけではありませんが、ご本人がよく分からないままお書きになるのは逆効果を招きかねません。
Posted by あまだ | URL | 06/02/16 11:36 | uH0vkLEg

はじめまして、TB有難うございました。

理路整然とまとめておられて大変勉強になりました。素晴らしいと思います。

紀子様ご懐妊でいったん提出が見送られたものの、まだ安心できませんので、今後も動向を見守っていくとともに反対運動を進めていかなくてはなりませんね。くっくりさんを見習って私も微力ながら頑張ります。

有識者会議は「皇室の専門家」ではなく、「皇統断絶推進者」の集まりのような…。よくもまぁ集めたもんです。メンバーの選択時点で方向性が決まっていたのは明らかですね。「はじめに結論ありきで何が悪い」などと仰る方もいるようで、きちんとした議論になるわけがありません。
Posted by ハハサウルス | URL | 06/02/23 13:29 | uFkz1Xag

すみません、追加訂正させて頂きます。

「はじめに〜」の発言は有識者会議のメンバーの言葉ではなく、会議の出した結論の支持者のものです。誤解があるといけませんので追記させて頂きます。言葉が足らずに申し訳ありませんでした。
Posted by ハハサウルス | URL | 06/02/23 13:46 | uFkz1Xag

楽しく拝見させていただきました。

> 旧竹田宮家の竹田恒泰氏のように、復帰の覚悟ができている方もおられます。

ここのところですが、竹田恒泰氏は「こんなテレビになんかでているやつは皇室に戻さないほうがいいんです」とテレビでちゃんと発言しています。
発言しているのは「誰とはいえませんが、お聞きしたところ、皇室に戻ってもよいと思っている方は複数おります」です。
竹田さんが左翼やフェミニズムの方に、無駄に攻撃を受けないように、訂正をお願いします。
Posted by 奈々子 | URL | 06/02/23 22:45 | najkUb/I

奈々子さん、情報ありがとうございます。
どのテレビ番組でそのようなことをおっしゃったのか、またもしわかれば放送日などもお教え願えませんか。お手数をおかけしますがよろしくお願いします。
Posted by くっくり | URL | 06/02/23 23:40 | OZuY2aAs

はじめまして。
私は女系天皇容認派ではありますが、エントリーを読ませてもらって、なるほど、と思いました。
確かに世界の歴史がある系譜ですから、守れるものなら守った方が良いと思います。「男系を維持する方法」は参考になります。
ただ、これまでの議論の見聞きして感じるのですが、「男系を維持する方法」の中には現代の時代にはそぐわない方法もあるようです。男系が維持されてきた背景には過去の時代の身分制などの制度があり、今の世の中では認め難い方法もあるように思います。多くの方法の中から時代に相応しいものを見出すように議論を進めてもらいたい。そういう意味において、拙速な皇室典範改正には反対です。
Posted by 愚樵 | URL | 06/02/24 04:36 | fMiospBM

図に乗ってコメント連投失礼します。
当エントリーの議論で反感を覚えた部分を指摘させてもらいます。

>世界における日本の天皇の地位を見くびってはいけません。
ここらあたりは、「それがどうした!」と私などは思ってしまいます。見栄の張り合いくらいにしか聞こえません。続けての渡部昇一氏の例えには共感を覚えますが。このような“民族としての精神”は大切にしたいです。

>法隆寺は世界最古の木造建築だからこそ価値があるのであって、鉄筋コンクリートに建て替えてしまえば価値はゼロ
という論理も納得できません。
これだと天皇制は「過去の遺物」ということなり、それなら“歴史上の記録”になってしまっても悪くはないでしょう。天皇制は現代にも“生きている”制度だから問題なのです。法隆寺は世界最古の木造建築だから、皆そこへ住んで生活しろ、というのは乱暴としか言いようがありません。皆がそこで生活しているからこそ、“安全な鉄筋コンクリート”という発想になっているわけで、そこを理解しないと議論は平行線です。
Posted by 愚樵 | URL | 06/02/24 05:40 | fMiospBM

>法隆寺は世界最古の木造建築だから、皆そこへ住んで生活しろ
では無く、
「日本」建築って“なんかわかんないけどいいじゃん”ではどうです?
「畳」がどうとかで、“健康的”とか(笑)。

「(人類が到達した)健康的」な“住まい”って幾つかバリエーションがあると思う。
日本にいきなり「カナディアン2*2(笑)」でもアリかも(本当か)。

で、「憩いの街」か、どうかよ(某社の宣伝文句ね)


「型」の問題ね。
「型」の中に具体的にどういう人が入ってくるかは最重要項じゃない。
「型」が維持されるかどうか。

カナディアンな家は材質がどうであれ、日本では「キツイ」と思うぞ。
(誤解する人が無いように言えば、日本産でカナディアンしても、当然キツイよ)

「型」が無くなるから“問題”
断たれれば、その辞時点で「型」とは呼べない。
Posted by 千鳥道行 | URL | 06/02/24 09:13 | t1/SQfJ6

>「型」の中に具体的にどういう人が入ってくるかは最重要項じゃない。
ああ、そう考えているわけですか。
そこがおそらく出発点なんでしょうね。

ですがやはり、私の場合、その出発点が違います。
“どういう人が入ってくるか”が最重要項だと思っています。
なかに入っている人が窮屈なようでは、どのような「型」であれ、いずれ壊れるだろうと思います。
それが良いのか悪いのかは、わかりません。
ただ、「さっさと壊してしまえ」という議論には賛成しません。

「型」を維持せよ、という主張には少なからず「体型を型に合わせろよ」というニュアンスが含まれているように感じて仕方がない。そこに原理主義的な臭いを感じ、イヤなのです。
Posted by 愚樵 | URL | 06/02/25 03:04 | fMiospBM

>愚樵

>なかに入っている人が窮屈なようでは、どのような「型」であれ、いずれ壊れるだろうと思います。

そんな「型」が大事だから、「型」に入る皇族の方々はもちろん日本国民が大事に継承してきたのでは?別に皇位は今までも人柄で決まってきたわけではないですし。
逆にお人柄や皇族の自由うんぬんなどという方は皇族の方々を有名芸能人一家と同一視しているような気がします。勘違いでしょうか?
Posted by kits | URL | 06/02/25 14:09 | GttfgU3I

おっと敬称が抜けました。

>愚樵さま

です。失礼しました。
Posted by kits | URL | 06/02/25 14:13 | GttfgU3I

kitsさま
>逆にお人柄や皇族の自由うんぬんなどという方は皇族の方々を有名芸能人一家と同一視しているような気がします。
それはありますね。特にTVなどでは芸能人扱いです。そういうところから「女系天皇容認」とという風潮が出てきたのではないか、という気はします。
ただやはり、雅子さんの様子などから伺う限りではかなり窮屈な「型」ではあるようで。気の毒という感想は禁じえませんが、これ以上のコメントはかの方々のプライベートな事情に関わってくることなので、差し控えます。

「型」は大事です。その点については同意できます。ただ問題は「中身」との優先順位なのです。
「天皇制」という型は「身分制度」という社会が中身であれば、うまくマッチングするでしょう。側室の是非が議論になりましたが、これも「身分制度」が前提の社会なら問題は無かったでしょうし、それゆえに男系継承がこれほど長きに渡って続けられることが可能になった。
ところが現代は身分制度が撤廃された「民主主義」の社会が中身です。この中身は「天皇制」という型とはぴったりマッチングしない。そこでいろいろと問題が生じているわけです。
男系尊守派の議論は「型」を尊重するあまり、「中身」を蔑ろにしていると感じることがあります。これでは「型」は窮屈なものとなり、「中身」の方からの反発を招いて逆に「型」が壊れてしまうのを促進しかねません。
ですが「男系維持する方法」としてここに提案されている方法は、「型」と「中身」の干渉は最低限に抑えられていると感じました。こういった方法で男系が継承されていけるならば、それが最も望ましいことだと思います。
Posted by 愚樵 | URL | 06/02/26 05:12 | fMiospBM

今時まだ、こんな事を公然と言う人がいるなんて・・・。それも信じられない。
まず、今度の秋篠宮様の第三子は、間違いなく男の子です。その保証がなければ、今回の御懐妊は無意味ですから。
男女の産み分けは、技術的には可能です。しかし「命の選別」という倫理的に重大な問題を抱えるため、自粛しているだけです。日本ではこれまで、その自粛を破って行なって成功した例が、2例あります。世界全体での成功率は、99%以上です。(要するに、今回の紀子様は、子を産む道具にされてしまったのです。)
しかし、命の選別だの、側室だの、近親結婚(「嫁がいなかったら皇室内で探せばいい」)だの、そんな非人道的な事までして、「男系男子」を貫かなければならないのでしょうか? それではもう、皇室は「日本国の象徴」ではなくなり、「日本国の恥の象徴」になってしまい、皇室不要論をますます勢いづかせることになるとは、思わないんですか?
天皇陛下が、所謂「右翼」を嫌っておいでである事は、良く知られています。 また、「日本の公立学校で、日の丸を揚げ『君が代』を歌わせるのが私の勤めです」と胸を張って明言した教育関係者に対し、「あまり無理強いはしないようにね」とおっしゃった事は、テレビでも直接放映され、有名な話です。
時代が変われば、日本国も当然変わり、国民の倫理規範も変わります。その日本国の象徴たる皇室も、当然変わらなければならないでしょう。そうしなければ、主権在民国家において、国民の支持が得られません。「側室を持たせろ!」など、もってのほか!
新しい動きを、すぐ自分の感情で拒絶してしまう者達が、結局皇室をダメにしてしまいそうな気がしてなりません。
Posted by 非共産主義者 | URL | 06/02/26 06:40 | ddYq.HBk

どういう訳か、中国が日本民族取り込みを狙っています。天皇陛下の存在こそが、日本民族を守ってくれるでしょう。チベットを見てください。東トルキスタンを見てください。内蒙古自治区を見てください。満州女真族の完全漢民族同化を見てください。それに至るまでの弾圧を考えてください。
http://www.eastturkistan-gov.org/japan.htm
ここに現地の弾圧を体験したトルキスタン人が運営するHPを載せます。(モチロン日本語で書かれています。)メールで彼が言いました。コピペです。(直接侵略、圧迫、弾圧の苦しみを体験していない皆さんは私たちの弾圧も報道さえしてくれないままで、残念に思います。)

中国の独裁、共産体制がくじけるまで日本人は安心できないのです。だから日本人が日本の伝統(天皇)を大切にしているのです。だから日本に中国は離間の計をかけてくるのです。プロパガンダがややこしくしています。反体制、異民族勢力がさらに拍車をかけています。こういう場合右派政党があると安定するのですが、無い以上生まれるまでは我々のようなネットの人間が日本を大事にする。歪曲でない事実を伝えるのです。
Posted by 39 | URL | 06/02/27 01:57 | qWDNa5tc

どうやって男系を維持するかを考え、国民の理解を得られるようにする事が重要だと思います!
私は元皇族のご子息と今の皇族女性が結婚された場合だけ元皇族の方が準宮家として復活されそこで男子のお子様(男)がお生まれになったら、そのお子様(男)さんが正式に宮家として復活されるようにすれば国民の理解も得られやすいのではないのか?と思います!
高森さんを中心とする方達は傍系も側室制度で繋がってきたと言いますが昔の乳幼児の死亡率を考えると側室制度なしにも十分繋げると思います。
Posted by 大学一年 匿名希望 | URL | 06/03/08 23:06 | 7Njcas2o

私は、今の天皇家の愛子様をはじめとする女性の方々が、旧宮家の男性の方とご結婚なさり、その夫が天皇となるか、愛子様が天皇になるのが国民の理解を得やすいのではないかと思います。そして、そのご子息が男の子だった場合、新たな宮家として認める、それが1番国民の理解を得やすいのではないでしょうか?今の国民が親しんでいる天皇家が、男の子が生まれないという理由でなくなってしまうのは、やはり、寂しい部分もあります。紀子様のお子様が男の子であれば良いのですが、それでも、無理が出てくるので、男系を継続させるなら、旧宮家との連携は不可欠だと思います。
Posted by 学生です。 | URL | 06/04/08 15:09 | OEwe2sgk

くっくり様初めまして。

日本人自らが日本の伝統、特に世界で唯一、皇帝と法王の位を併せ持つ、世界で最も権威ある皇室をないがしろにするのは赦し難い事だと思います。

私めも「女系天皇」反対者として、バナーをいただき、またリンクを貼らせていただきました。
Posted by 阿麗 | URL | 06/04/15 00:15 | MvMwRn4I

日本の伝統や歴史は大切にするべきだと思います。でも、皇室のあり方は今回の男系女系天皇問題だけでなく、色々な面で見直されるべきだと思います。天皇家の方々も人間です。国の象徴であるとはいえ、まるで種の継続保存が任務であるようなシステムを残すことが、日本の伝統を継続することとは思えません。男だとか女だとかの問題ではなく、日本という国が世界というスケールで、これからの国の未来を考えた時、天皇家のY染色体があるかないかのなどということは、論外かと思います。皇室の方々の赤十字社をはじめとする非営利団体の活動への援助や参加等が、世界に誇る日本の姿であり将来ではないかと思います。世界で日本だけということにあまりにも重きをおきすぎて、人間味のない非道なことを正当化していないでしょうか。
Posted by 歩美 | URL | 06/09/07 03:48 | .mTykSUA

>昭和6年3月26日、昭和天皇は元老の西園寺公望に対し、「何とか養子を認めることはできないか、審議してくれ」とおっしゃっているのです。

 これは、弟宮の秩父宮、高松宮、三笠宮様の男性嫡子からご養子をお迎えしたからであって、600年前の崇光天皇から20世代も離れた旧宮家の男子は対象外だったと考えます。昭和天皇の御意に従えば、ご誕生の親王様を兄君皇太子のご養子にすることには問題がないと思います。東宮職という役所の機能を十分に発揮させるためにも、このような皇室典範の改正はできるだけ速やかに行っておくべきと考えます。
Posted by tokumei | URL | 06/09/07 20:25 | j9Cet9Dw

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