中国様!これでお怒りをお鎮め下さい!from朝日新聞
 「中国様。昨日は逆らうような社説を書いてしまい申し訳ございませんでした。お口直しにどうぞご賞味下さい」
 というわけで、今日(3/11)の朝日新聞の社説はまたしてもクルクルパー。
 強きに媚びて、弱きを挫く。見よ!この中共のスポークスマンぶりを!

3/11付朝日社説:日中関係 これでは子供のけんかだ
 「名前が何なの。バラはどんな名でも同じように甘くかおるのに」と言ったのは、シェークスピア劇のジュリエットだった。宿敵モンタギュー家のロミオと恋に落ちた彼女にとって、家の名前などどうでもよかったのだ。

 台湾を「国」と繰り返し呼ぶ麻生外相も、まさか同じ思いではあるまい。だが、国と呼ぼうが地域と呼ぼうが、台湾は台湾だと言わんばかりである。

 外相は国会答弁で、台湾について「民主主義が成熟し、経済面でも自由主義を信奉する法治国家」であり、「日本と価値観を共有する国」と述べた。

 実態はそれに近いだろう。台湾では96年の総統選以来、直接選挙で政権トップが選ばれ、自由経済も栄えている。だが、ことが外交となると、何という名で呼ぶかは決定的な意味を持つ。

 72年の日中国交正常化で日本は台湾(中華民国)と断交し、外交の相手として中華人民共和国を選んだ。当時の国際情勢のなかで、日本が生き残っていくための国益を踏まえた重大な選択だった。

 そのときの日中共同声明で、日本は次のような約束をしている。

 中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。台湾が中華人民共和国の不可分の領土であるとする同国政府の立場を理解し、尊重する。

 この「ひとつの中国」路線に基づいて、以来、日本政府は台湾を「国」とは呼んではいない。それは、世界の多くの国も同様だ。

 「国」発言は先月、福岡市での講演でも飛び出した。中国は今回、「共同声明に違反する発言だ」と批判した。

 日本外交の基本政策をもてあそぶかのような外相の姿勢は著しく思慮に欠けたものだ。

 台湾の位置づけは、日本にとって重要であるだけではない。台湾の一部にある独立志向や、場合によっては武力行使も辞さずという中国の強硬姿勢は、この地域の潜在的な紛争要因になっている。米中間でも外交、軍事の中心テーマであり、日本も含めて真剣な外交戦が繰り広げられている。

 そんな大事な問題で、言い間違いを装うかのように「国」と繰り返し呼んで中国を刺激するのは、危険であるばかりか、外交として下策である。言葉を軽く扱う外交は信頼されない。

 折しも、中国の李肇星外相が他国の政府当局者の言葉を引く形で、小泉首相の行動を「愚かで不道徳」と言い、安倍官房長官が不快感を表明した。日本側が在京の中国大使を呼ぼうとしたところ「多忙」を理由に断られ、電話で抗議を伝えざるを得なかったという。

 中国外務省は北京で、日本側の不快感表明にさらに反論した。

 なんと不毛な応酬だろうか。こんな子供のけんかのようなことが続くのでは、外交と呼ぶにはほど遠い。両政府とも早く頭を冷やして、大人の対応を取り戻してもらいたい。

 「両政府とも早く頭を冷やして、大人の対応を取り戻してもらいたい」〜?
 この数十年間、靖国参拝・南京事件・教科書問題等々、さんざん「子供のけんか」を煽ってきた朝日新聞が何を言うとる!(-.-#)

 「両政府とも早く頭を冷やして、大人の対応を取り戻してもらいたい」
     ↓↓↓朝日辞書で翻訳↓↓↓
 「日本政府は早く頭を冷やして、謝罪外交を取り戻してもらいたい」

 李肇星外相の「愚か」発言は、「穏当ではない」「外交的配慮を欠いた発言はお互い慎んで」程度でさらっと流すくせに(3/10付社説参照)、相手が麻生さんだと叩く叩く。
 (実は当の麻生さんは「また朝日が釣れた」と喜んでたりして(^_^;)

 「日本が悪い」と繰り返し書いて自虐史観を煽るのは、言論として下策じゃないんですか?言葉を軽く扱う言論は信頼されませんよ。

 ま、この社説で唯一「功」があるとしたら、「え?台湾を国と言っちゃいけないの?何で?」と、台湾にあまり詳しくない読者を啓蒙するかもしれない……?

 ↓2本目の社説も「中国は悪くない」「日本が悪い」テイスト。

3/11付朝日社説:長浜事件 心の内が知りたい
 滋賀県長浜市で2人の幼稚園児を包丁で刺して死なせた鄭(てい)永善容疑者が、殺人罪などで起訴された。

 去年秋から幼い子どもが連れ去られて殺される事件が相次いだ。不安をつのらせた親たちが、各地で子どもを守る取り組みを始めた矢先の出来事だった。

 2月17日の朝、鄭容疑者は、自分の子どもと近所の2人の子どもを幼稚園に送り届ける役目を担って家を出た。

 安心しきって車の座席に座っていた2人の子どもは、友だちの母親に命を奪われた。自分の子の目の前でおこなった信じられないような犯行である。

 鄭容疑者は警察や検察の調べに対し、「周りの子どもが悪く、このままでは自分の子どもがだめになってしまう」などと話しているが、動機はよくわからない。最近になって、申し訳ないことをしたとも語っているようだ。

 なぜ、こんなことになったのか。「ままごと」が大好きだった女の子と、「たんけんごっこ」に夢中だった男の子が、なぜ、たった5歳で死ななくてはならなかったのか。裁判では事件の背景や容疑者の心のひだにもていねいに分け入って、全容を明らかにしてほしい。

 鄭容疑者は事件の前に、「なじめない」「友だちができない」などと周囲に悩みを漏らしていた。

 中国出身の彼女は、結婚紹介所の仲介で、99年に日本人の夫と結婚した。事件を起こすまで住んでいた長浜市郊外の新興住宅地は、住民の多くがよそから移り住んできた人たちだ。同じ年ごろの子どもを持つ母親とのつきあいがむずかしいとも訴えていた。

 親が交代で付き添ってグループごとに登園する仕組みは、鄭容疑者には重荷に感じられたようだ。何度かトラブルを起こしてもいる。個人の気持ちや都合より集団を優先しようとする日本人の考え方をよく理解できなかったのだろう。

 日常生活で日本語に不自由することはなかったという。けれども、母国語で存分に本音を語る機会には乏しかった。

 夫は妻のつらさや悩みをどこまで分かち合っていたのだろうか。働き盛りで多忙だとはいえ、だれよりも妻の胸の内を聞くべき人である。

 鄭容疑者は一時期、精神的に不安定にもなっていた。彼女を親身に支え、適切な助言をすることができる相談相手がいたら、と思うと残念でならない。

 国際結婚は増える一方だ。中国語で悩みの相談に応じているNGO「関西生命線」など、外国人を支援する民間団体もある。自治体は、民間団体や相談機関などについての情報を伝えたり、国際結婚をしている女性たちの話し合いの場を設けたりして支援を急いでもらいたい。

 事件のあった長浜市の幼稚園は、5月ごろからスクールバスでの登園もできるようになる。突然、わが子を奪われた親の悲しみははかりしれない。地元は、まだ深い悲しみに沈んだままだ。

 出だしから容疑者に優しいね。「刺して死なせた」。まるで殺意はなかったけど誤って殺してしまったような言い方。
 「周りの子どもが悪く、このままでは自分の子どもがだめになってしまう」の他にも、こんな動機が伝えられてるんですけどね。→「日本人の子どもに負けたくなかった」

 しかしここまで加害者の立場で書くか。ご遺族や近所の人たちの気持ちをちょっとは考えたらどないや。こんな社説読まされた日には、さらに深い悲しみに沈んでしまうわ。

 「言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。ジャーナリスト宣言。朝日新聞」
 ほんとあなたたちの言葉って感情的で、残酷ですね。


・・・・・・細切れぼやき・・・・・・


「親日派」糾弾、韓国で活発化 国歌作曲者に満州賛美の疑惑
 【ソウル=黒田勝弘】韓国の国歌である「愛国歌」の作曲者に"親日疑惑"が提起され、一部では国歌変更まで取りざたされている。韓国国歌の作者として知られる安益泰(1905−65年)が戦前、満州国をたたえる交響曲「満州国」を作曲し、これを満州建国10周年の記念コンサートで演奏・指揮したことなどが「日本帝国主義をたたえる反民族的な親日行為だ」として問題になっているものだ。
 韓国で活発な親日派糾弾の"過去ほじくり"がついに国歌にまで及んだものだが、問題が国歌の作曲者だけにマスコミなど世論は今のところ戸惑い半分で、「十分な調査が必要」と慎重な姿勢だ。
 ただ、韓国の戦後史批判など"過去清算"に熱を上げている親北・左派勢力には好材料で、新たな論争点になりそうだ。
 故人の"親日疑惑"は最近、韓国人音楽研究者がドイツ連邦文書保管所で当時の記録フィルムを見つけたとして、韓国の音楽雑誌に論文を寄稿して明らかになった。
 記録フィルムによると、問題のコンサートは1942年、ベルリン・フィルハーモニーの演奏会場で開かれ、安益泰はベルリン放送楽団と合唱団を指揮して自作の「満州国」を演奏した。会場には、満州国旗を左右にして大きな日章旗が掲げられていたという。
 また、交響曲「満州国」の重要な部分には、後に韓国国歌になる「愛国歌」を盛り込んだ安益泰の代表作「コリア・ファンタジー(韓国幻想曲)」の旋律の一部がそのまま使われ、これも非難の対象になっている。
 安益泰は戦前、日本の音楽学校を卒業後、さらに米国フィラデルフィアやウィーンなどで学んだ。スペイン人女性と結婚し、戦後もヨーロッパを中心に音楽活動を続けた。戦後、韓国国歌になった「愛国歌」の作者だったため、最近その著作権が話題になり、スペイン在住の遺族たちが著作権を韓国に寄贈すると発表している。
 韓国では近年、日本統治時代の対日協力者をあらためて糾弾する"親日派狩り"が盛んで、韓国を代表する詩人・徐廷柱や画家・金基昶(いずれも故人)らも戦時中の"戦争協力作品"が問題になっている。
 音楽でも最も人気のあった歌曲「先駆者」が作曲者の"親日疑惑"が指摘され、最近は歌われなくなった。
【2006/03/11 東京朝刊から】(03/11 08:54)

 親日派狩り、もう1本あります↓

「親日派」糾弾、韓国で活発化 元首相の子孫、財産没収へ
 【ソウル=久保田るり子】日本統治時代に日本に協力した「親日派」に対する調査が続く韓国で、「親日派」の子孫を標的にした財産没収が事実上、始まった。検察当局は9日、日韓併合条約(1910年)に調印した当時の首相、李完用の子孫が所有する不動産の売買などを禁じる仮処分申請を行った。国が「親日派」財産に関する仮処分を申請したのは初めてで、認められれば不動産の売却、賃貸、譲渡などが一切できなくなる。
 昨年末、韓国の盧武鉉政権下では、日露戦争から終戦までの期間(1904−45年)に「反民族的(親日)行為」の対価として得た財産は、大統領直属の調査委員会の認定で没収、国有化できるという「親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」が制定された。今回の仮処分申請は、国有化の前に不動産が処分されるのを防ぐのが目的だ。
 韓国では、終戦や朝鮮戦争の混乱で、所有者不明の土地がかなりあった。95年から政府が国民の要請を受け、名義調査を行ったがその過程で、「親日派」の資産が数多く見つかった。
 このため、子孫らは国を相手取って所有権確認訴訟を行い、一部では勝訴していた。しかし、盧武鉉政権下でこれが問題視され、与党ウリ党の主導で、没収・国有化を行う特別法が成立した。
 韓国政府は、明確な「親日派」の財産については今後も処分禁止の仮処分申請で対応すると同時に、他人への譲渡などの行為には刑事罰を科す案も検討しており、親日派の財産没収が本格化しそうだ。
【2006/03/11 東京朝刊から】(03/11 09:36)

 この手の報道を見るにつけ思う。あんたらもっと他にやることあるやろ!と。
 過去ばかりにとらわれて未来を見据えることができない民族の行く末は、きっとろくなもんじゃないと思います。


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Posted by くっくり 01:31 | 朝日新聞 | comments (5) | trackback (2)
コメント
いよいよ、国歌にまで親日派狩りが及ぶとは、狂気の沙汰ですねぇ。
でも、大丈夫です。北朝鮮の国歌も「愛国歌」という同じ題名(内容は違いますが・・・)ですから、そっちに乗り換えて、まず、国歌から南北統一を果たしたら・・・(笑)
将軍様も大喜びでしょう。
Posted by すっきり | URL | 06/03/12 09:35 | wPSebYHw

長浜事件に関して

そもそも、「どうしてそのような精神不安定な外国人が日本国内に存在できるのか」で、入管制度の追究のほうが先だと思うのですが。外国人なのだから、日本人の妻といえども、その子供を刺し殺すほど不安定な精神に、日本の制度を合わせる必要がどこにあるのでしょうか?私の妻も外国人ですが、日本人が外国人と結婚する場合、最悪相手国に住む覚悟で婚姻届を出すべきでしょう。不法滞在のイラン人を夫にしておいて、後でTVに出てお涙で特別在留許可を求めるのも、全く理にかないません。

朝日新聞は、日本でまじめに努力して生活している外国人に大変失礼だと思います。
Posted by 未定 | URL | 06/03/12 15:13 | tlJ7o9Yg

中国人花嫁。いったいどのくらいの数いるのか不安です。
ロシアは歴史論争に参加することで困ることはないんでしょうかねぇ。
Posted by JLT | URL | 06/03/12 16:21 | tYfphUAc

反日左翼勢力は日本と中国の関係を「子供のけんか」みたいないい方しますよね。
子供なのは中国であり韓国であることは世界から見れば明らか何ですけどね。
日本を中韓と同じレベルに貶めようと必死ですよ。
Posted by 愛国者 | URL | 06/03/12 17:59 | MS1I5IjY

>JLT さん

読売に出ていましたけど、この中国人は朝鮮族出身ですよ。
Posted by トロ | URL | 06/03/13 02:09 | EI8VMkMU

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